池田町
100人のパートナー会
人口約3,500人の3%にあたる100人の住民が参加した環境基本計画策定組織。「ふるさとの環境をいかに守り伝えるか、自分たちにできることは何か」を考えプランにした。
事例本文
2003年「池田
環境向上基本計画」を策定したのが「100人のパートナー会議」。
町の人口の3%にあたる100人の町民が集まり、
住民自ら「ふるさとの
環境をいかに守り伝えるか」
「自分たちにできることは何か」について考えた。
■町の人口の3%が集まる会議
「100人のパートナー会議」のメンバー100人は、従来の
自治会や団体の代表を集めたものではなく、
公募に応募して参加した人や、活動のキーパーソンとなりそうな人に
担当課の職員が一人ずつ声をかけて口説いた結果集まった人たちだ。
会議では、「土・緑」「水」「大気」「
生態系」「暮らし」の5つの部会で議論を重ね、
住民プラン「100人でつくった
環境向上基本プラン」としてまとめ、策定した。
この会議の運営は職員や住民が部会のコーディネートをつとめた。
計画には、「自助」「共助」「公助」という言葉でそれぞれ一人ひとりが実行すること、
みんなで力を合わせて取り組んでいくこと、
行政が施策として取り組むことが
はっきり記されており、何に取り組んでいくのかがわかりやすくつくられている。
「100人のパートナー会議」は、
環境向上基本計画を策定しただけでなく、
策定プロセスの中でも大きな成果を生み、
住民だけでなく職員の
エンパワーメントにつながったといえる。
計画策定メンバーの中には、策定を契機に自らの意識が変わり、
多くの町民を巻き込んでの
まちづくり活動を展開している住民もいる。
このように、計画の原案から住民が考えることで
行政政策にも関心をもつ住民、
自ら行動しようという住民が確実にふえた。
■
環境パートナー池田
計画を推進しているのは「100人のパートナー会議」が母体となった「
環境パートナー池田」で、
町と住民は池田
環境向上基本計画を「かえるプロジェクト」と名づけ活動している。
「かえる通信」という
環境広報誌を発行し、
池田町の
環境に関する情報を町民に向けて発信しているほか、
環境を大切に考えた行動をするとポイントがもらえる「
エコポイント関連事業」なども行っている。
池田町は「
環境」を切り口にして、まちのあり方や自分たちの暮らし方、
生き方そのものを広く考え未来へつなげていこうとしている。
自治体情報
自治体名 |
池田町(外部リンク) |
都道府県名 |
福井県 |
人口 |
7,527人 |
部署名 |
総務政策課 |
TEL |
0778-44-8003 |
FAX |
0778-44-6296 |
E-mail |
|
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