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溝渠(こうきょ、英語:ditch)は、主に給排水を目的として造られる水路のうち、小規模な溝状のものの総称である。そのうち、公共用水域にあるものは「公共溝渠」(こうきょうこうきょ)と呼ばれる。
その状態などにより、開渠(かいきょ)・明渠(めいきょ)、暗渠(あんきょ)、側溝(そっこう)などと呼ばれ、区別される。また、開渠と暗渠を総称して管渠(かんきょ)と呼ばれる場合もある。
日本国外の乾燥した地域に多く見られる。カナートを参照のこと。
ファイル:Shibuya Centergai.jpg|渋谷センター街の通りは暗渠化された河川(渋谷川の支流宇田川)の上に作られている。
ファイル:Nikaryo_Futago_06c2900v.jpg|暗渠化され歩道として使われている用水路(二ヶ領用水跡)
ファイル:Suidodoro 06x2272sv.jpg|荒玉水道道路は自動車も通行可能だが、重量制限はある。
ファイル:Nikaryo_Futago_06c2902qs.jpg|暗渠化された用水路の上に残る橋桁と欄干(二ヶ領用水跡)
側溝(そっこう、, )とは、道路や鉄道敷、堤防の堤脚に沿って設けられる溝であり、もっぱら当該道路などの滞水を防ぐための排水目的で施工される。道路上では路面に設けられた勾配により導かれた水が、路側に設けられた側溝に集められる。側溝の水は自然流下して排水桝やマンホールに集められる。
側溝は大別して以下に分類される。
このうち、コンクリート側溝は鉄筋の有無、プレキャスト製品のものや現場打ちをしたものやそれらを組み合わせたものなどがあり、日本国内では最もよく使用される。断面形状としてはL形、U形、半円型などがあり、経済性・施工性・維持管理のしやすさなど総合的に考えて複数の種類の側溝を組み合わせて利用することも検討するべきである。「L形側溝」や「U形側溝」(U字溝)は日本国内では日本産業規格(JIS A 5372)や国土交通省制定土木構造物標準設計に形状寸法が定められている。そして、L形やU形の機能を併せ持つように考えられた側溝として「円形側溝」がある。道路上の勾配では排水流下できない場合は、底面のインバートコンクリートの厚さを変えることで勾配を設ける「可変勾配側溝」を利用する。流量が小さく、側面から大きな側圧が生じない場所では「半円型側溝」が利用できる。流量が小さい場所では水深が浅く通水断面が小さい「皿形側溝」(ロールドガッタ)が用いられ、主に自動車専用道路の分離帯などで使用される。U形側溝や円形側溝などには落下防止のため蓋を用いるのが一般的であるが、現場打ちした古い側溝の中には規格品の溝蓋が使用できないケースもある。