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ラッピング車両を嵐山線で運行。使用済み
乗車券を提携先の
1日乗車券に交換できる日台間のキャンペーンを開始
[〈新聞稿〉高雄捷運受肯定 首與日本關西京福地鐵跨國合作 打開高捷國際市場 2017年6月8日,高雄捷運][ 広がる日台の鉄道交流 高雄メトロが京福電鉄・江ノ電と観光連携 - 『フォーカス台湾』中央通訊社、2017年6月10日]。
- 2022年(令和4年)4月 東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場へ移行。
路線
各路線の運行形態、駅の一覧は以下の各項目を参照。
現行路線
線名の前のマークは駅番号の線別ローマ字記号(嵐山本線はA、北野線はB)を表す。京福電鉄の公式サイトなどでは、嵐山本線と北野線をあわせて、
嵐山線[会社概要 - 京福電気鉄道]、
嵐電と称されている。
譲渡・廃止路線
- 京都本社・叡山線部門
- 福井本社(1993年6月までは福井支社)・越前線部門
未成路線
- 北大路線:北大路駅 - 二軒茶屋駅 (5.3 km)、北大路駅 - 宝ケ池駅 (4.4 km)
[森口誠之『鉄道未成線を歩く 〈私鉄編〉』JTB、2001年、p.180]
- 叡山本線:出町柳駅 - 三条駅 (1M45C
[[ 「鉄道免許状下付」『官報』 1924年9月3日](国立国会図書館デジタルコレクション)], 2.4 km)… 鴨川電気鉄道(京阪鴨東線)が代替
車両
合併などの経緯により路線同士が離れていたり、異なる路線規格を複数持ったりしている鉄道事業体は他にも存在するが、京福の3路線群は鉄道技術面での統一がまったく行われず(電動貨車の嵐電モト1000形・叡電デト1000形のみ共通車体)、たとえば300形電車をとっても、嵐山線はモボ301形・叡山線はデオ300形・越前線はホデハ301形(その後モハ・クハに変更してえちぜん鉄道になってからはMC・TC)と車両番号が重複するどころか、形式記号までバラバラであった。嵐山線の「ボ」や越前線の「ホ」はボギー車を意味するが、この形式記号を使っている鉄道会社は現在ではごくわずかである。
嵐山線と鋼索線の現有車はすべて阪神電鉄系の武庫川車両工業製であり、分社された叡山線も現有車は武庫川車両製で統一されており、越前線でも阪神電鉄からの移籍車両を多く受け入れていた。2002年の武庫川車両工業解散後(後身として阪神車両メンテナンスを設立)は新車が導入されていない。モボ101形は更新時の車体組立を担当した。
車体塗装は全路線において、上半分が薄茶色・下半分が緑色となっていた。1970年代に京福バスが白地・茶帯塗装(京都バスも同一塗装)を採用すると、越前線でも比較的すぐこれを採用。尾灯部分も茶色に塗ったり、同じ形式でも頭部を茶色に塗った車両と白に塗った車両が混在したりするなどの特徴があった。叡山線でも叡電分離後の新車に白地・茶帯塗装が採用されたが、現在は叡電・えちぜん鉄道ともに全く新しい塗装が採用され、この塗装の車両は消滅した。嵐電においても塗装簡略化を目的として2010年の開業100周年を機に、塗色が「京紫」に変更されることになり、2020年6月現在で塗色変更車が19両まで拡大されており、従来の塗色車は徐々に数を減らしている。(2020年6月現在で従来塗装車は301号、103号の2両のみ)
嵐山線
車体デザインは大きく変更しながらも、全車が同一性能を持つという車両設計の下、1990年代後半になるまでモボ101形の主要機器類を踏襲した自動加速制御の吊掛け駆動車を導入してきた。これは鉄道事業者としては異例である。だが、最新のモボ2001形でWN駆動方式やVVVFインバータ制御を採用するなど、最新技術も多数採用している。ただ、そのためにモボ2001形は他形式との併結ができず、2両編成になる場合は2001号と2002号の組み合わせに限定される。方向幕はモボ501形以降に搭載され、それまでの車両には運行標識を掲出して運行している。方向幕はモボ501形とモボ611形以降とでは変更されている(モボ501形には「ワンマン」の表示が入る)。
現有車両
電車
製造順に配列
- モボ101形:6両(101 - 106)
- モボ301形:1両(301)
- モボ501形:2両(501, 502)- モボ111形・モボ121形の機器流用車
- モボ621形:5両(621 - 625)- モボ121形の機器流用車
- モボ611形:6両(611 - 616)- モボ111形の機器流用車
- モボ21形:2両(26, 27)- レトロ調電車、モボ121形の機器流用車
- モボ631形:3両(631 - 633)- ク201形の機器流用車
- モボ2001形:2両(2001, 2002)
ファイル:Keifuku Mobo611.JPG|嵐電天神川駅に停車するモボ611形612号車
ファイル:Randen mobo 611 613 20100417.jpg|京紫の新塗装となったモボ611形613号車
ファイル:Keifuku Railway mobo105 Pattrain.jpg|パトトレイン ラッピング車 モボ101形105号車
ファイル:Mobo2001.JPG|嵐電の最新鋭車・モボ2001形電車(現在は京紫塗装に変更)
貨車
過去の車両
- ク201形(制御付随車)
- 1形 1-20
- 嵐山電気軌道の四条大宮-嵐山間の開業に際して1910年3月川崎造船所で製造された。丸屋根の木造単車で車体長は約8,5m、吹きさらしのデッキで側面窓は8枚、台車は21Eで電動機は22.4 kW×2であった。1919年から1923年にかけてベスビューゲル形に変わったがそれ以外に目立った変化は無く、1924年以降17両が21形に改造され、2両(5・20)は有蓋電動貨車フモ501形に機器が流用された。残り1両は不明。
- 31形 31-37
- 元阪神1形31-37であり、1921年11月に入線し、翌年3月より使用された。京福への入線にあっての目立った改造は無く、32は1929年4月16日の北野線での事故により1920年1月18日付で、他の6両もモボ121形の登場により1926年12月28日付で廃車となっている。
- 21形 21-27・51-61
- 1形を改造し23-25が1924年8月に、21・22が同年10月、26・27が同年12月に竣工。車体長は9,296mmであり、出入台に扉が設けられ、ホイルベースが1,981mmから2,734mmに延長されている。その後残存の1形も改造することになり11両が51-61となった。20番台車との差異は社内灯が2灯ブランケットから3灯バルベット4個になった点である。路面からの乗降にはステップを利用する必要がある事から、北野線で使用された。モボ101系の増備に伴い、22・23・27・53・59・60・61は1932年5月20日付で、21・24・25・26・51は1938年6月15日付、54・56・57は1939年3月15日付、52・55・58が1940年5月に廃車となった。このうち54・56・57は奉天交通株式会社に売却されている。
車両数の変遷
年度 |
モボ101形 |
モボ111形 |
ク201形 |
モボ121形 |
モボ301形 |
モボ501形 |
モボ611形 |
モボ621形 |
モボ21形 |
モボ631形 |
モボ2001形 |
合計(冷房車) |
1982
-1984 |
6 |
7 |
3 |
10 |
2 |
| |
| |
| |
| |
28(0) |
1985 |
6 |
6 |
3 |
9 |
2 |
2 |
| |
| |
| |
28(2) |
1986
-1988 |
6 |
6 |
3 |
7 |
2 |
4 |
| |
| |
| |
28(4) |
1989 |
6 |
6 |
3 |
7 |
2 |
4 |
| |
| |
| |
28(6) |
1990 |
6 |
6 |
3 |
7 |
2 |
4 |
| |
| |
| |
28(8) |
1991 |
6 |
6 |
3 |
5 |
2 |
4 |
||2 |
| |
| |
28(10) |
1992 |
6 |
6 |
3 |
5 |
2 |
4 |
||2 |
| |
| |
28(14) |
1993 |
6 |
3 |
3 |
5 |
2 |
4 |
3 |
2 |
| |
| |
28(17) |
1994 |
6 |
0 |
3 |
5 |
2 |
4 |
6 |
2 |
| |
| |
28(20) |
1995 |
6 |
||3 |
3 |
2 |
4 |
6 |
2 |
2 |
| |
28(22) |
1996 |
6 |
||2 |
1 |
2 |
4 |
6 |
4 |
2 |
1 |
||28(25) |
1997
-2000 |
6 |
||0 |
0 |
2 |
4 |
6 |
5 |
2 |
3 |
||28(28) |
2001 |
6 |
| |
| |
2 |
3 |
6 |
5 |
2 |
3 |
1 |
28(28) |
2002
-2011 |
6 |
| |
| |
2 |
2 |
6 |
5 |
2 |
3 |
2 |
28(28) |
2012
-現在 |
6 |
| |
| |
1 |
2 |
6 |
5 |
2 |
3 |
2 |
27(27) |
- |
- 事業用車除く
- 1982・83年は1月1日現在、84年以降は4月1日現在
- 『私鉄車両編成表』各年版、ジェー・アール・アール
鋼索線
叡山線
ファイル:Eiden300Series01.jpg|叡山線(現在は叡山電鉄)デオ300形。嵐山線と比べて車両のサイズは異なるが、塗装が嵐山線旧塗装と同じであることがわかる。
越前線
ここではえちぜん鉄道に継承されなかった車両を記す。
電車
京福電気鉄道設立以後入線
1974年11月の形式称号改定以後在籍
- モハ241形 241-244
- 前身は京福叡山線(現、叡山電鉄)デナ11形を狭軌化・制御車化したホクハ31形(初代)を1949年5月
に電装したホデハ31形。木造車だった同車を1957年に新造車体で鋼体化した際に新形式となった。241、242は日本車輛、243,244はナニワ工機製。244は1989年4月、241 - 243は1991年3月廃車。
- モハ251形 251-254
- ホデハ11形など1957年11月の福井口車庫火災焼失車の4両の代替として、被災車の電装品などを流用してホデハ(→モハ)241形と同型の車体を日本車輌で新造した車両。台車も被災した電動車3両からD-14やD-16を流用したが、254のみND-6という日本車輛が手持ちの試作台車を改造したものを履いていた
。251と253は1974年にホデハ→モハの形式称号変更時に番号を入れ替え、1988年に改めて番号を入れ替えて旧に復している。253・254は1991年3月に廃車。残り2両はワンマン化改造されて使用されたが、251は2000年12月17日に正面衝突事故を起こし、それ以降は252も運用に就くことなく、全線運行停止中の2002年3月に廃車された。
- モハ261形 261-263
- モハ271形 271-273
- 元相鉄モハ1000形(1004 - 1006)。1965年入線。271と273は片運転台、272は中間電動車の3両固定編成。1973年に主電動機を廃車になったホデハ13、225などのものと交換
している。乗客の減少に伴い2両編成が恒常化したため、272は1983年6月に、他の2両は1987年6月に廃車。
- モハ281形 281-284
- モハ301形 301-304
- 元東急デハ3250形(3255 - 3257、3254)。太平洋戦争後に東急に投入されたデハ3700形などの見返りの車両供出で割り当てられ、1947年から1948年に
[『鉄道ピクトリアル』No.295 p.69]入線。301・304が、1928年汽車製造東京支店製の前面貫通形の池上モハ100形(後の目蒲モハ120形)、302・303が、1930年汽車製造製の前面非貫通形の池上モハ200形(後の目蒲モハ130形)が前身であるが、京福では全車とも1930年製として扱っていた。後年302は外板張替えでウィンドシルとリベットがなくなり、301は全面を非貫通化[高井 (2023) p.81]。1978年4月[高井 (2023) p.194-195]廃車。
- モハ3001形 3001-3008
形式称号改定以前に除籍された車両
- ホクハ31形(2代) 31・32・33
- ホサハ61形 61・62
旧京都電燈所属
- ホデハ201形 201-202
- ホデハ211形 211-212
- 1928年日本車両製。三国芦原ホデハ11型の類似車で台車もD-16。ただし電機品は三菱製で2個モーター装備の間接非自動制御車
であった。1972年8月に廃車。
- ホデハ221形 221-225
- 1930年田中車輛製。メーカーは違うがホデハ11形とほぼ同一形態・同一性能。222は1957年の福井口車庫火災で焼失しホデハ(→モハ)252として復旧、225は1972年、221、223、224は1974年廃車。
- ホデハ231形 231-233
- 1937年川崎車両製。台車は高野山電気鉄道101形の台車交換で発生した、川崎車両の手持ち台車である汽車製造BW54-18Lを流用したが、乗り心地が悪く戦後TR-11に交換している。233は1972年、231と232は1974年廃車。
- ホサハ17形 17-22
- 1919年梅鉢鉄工所製。ダブルルーフの木造付随車で、かつて電動車であった。叡山線の車両と似ているが新製時から越前線の所属である。18と20は戦災で焼失しホサハ61、62として復旧。17は1957年の福井口車庫火災で被災し、ホデハ251が代替新造された際、電装品を供出したホデハ103をホサハ17(2代目)とした。残る19、21、22の3両は1964年に廃車、車体更新名義で先述のホクハ31形3両に台車を提供している。
旧三国芦原電鉄所属
- ホデハ11形 11-20
- 11 - 16が1928年、17 - 20が1929年。いずれも日本車輌製造製。当時日車が地方私鉄向けに設計していた15メートル級車両で、上田温泉電軌デナ200形、琴平電鉄3000形、一畑電気鉄道デハ1形など多数の類似車がある。制御器は電空カム軸式の芝浦RPC-50。地方私鉄としては異例の1形式10両が投入されたが、20は1935年に焼失して新形式のホデハ21形として復旧、15、17は1957年の福井口車庫火災で焼失してホデハ253、254に更新されている。戦災復旧車だった13が1972年、他は勝山 - 京福大野間廃止後の1974年11月
廃車。
- ホデハ21形 21
- 1935年に福井車庫で焼失したホデハ20を、加藤車輛製の二段窓の新車体で復旧。勝山 - 京福大野間廃止後の1974年11月
廃車。
旧永平寺鉄道所属
- デハ1形
- 1925年加藤車両製。永平寺鉄道開通時の車両で、全長9mの2軸単車であったが、1935年にボギー化された。後に福井口車庫の入替車となり1969年廃車。
- ホデハ101形 101
- 1926年加藤車輛製。全長14.4メートル級ボギー車。集電装置がボウコレクター(Yゲル)の直接制御車。戸袋窓は楕円形だったが後年埋め込まれている。丸岡線廃止直後の1968年8月に廃車。
- ホデハ102形 102-103
- 1929年日本車両製。ホデハ211形の同形車であるが、101同様集電装置がボウコレクター(Yゲル)の直接制御車であった。台車は日車D-14。102は永平寺線部分廃止の1969年9月に廃車
[『鉄道ピクトリアル』No.295 p.71]。103は1957年に焼失したホサハ17(初代)の代替新造車・ホデハ251に電装品を譲りホサハ17(2代目)となり、1972年2月に廃車[『鉄道ピクトリアル』No.295 p.73]。
- ホデハ104形 104-107
- 1930年日本車輛製。ホデハ102形とほぼ同型の増備車。直接制御車でボウコレクターを使用していた
[高井 (2023) p.67]のも同じだが、1964年までにパンタグラフ化されている[高井 (2023) p.71]。106、107が永平寺線部分廃止の1969年に、104、105が南海からの譲渡車に代替され1972年に廃車。
電気機関車
- テキ7形 (7, 8) - 1919年梅鉢鉄工所製。えちぜん鉄道に継承されたテキ6形と同形の車体だが、搭載された制御器が異なる。
- テキ501形 (501) - 元庄川水力電気専用鉄道庄水5。1980年廃車。
- テキ511形 (511, 512) - 元国鉄EC40形。片側のボンネットを取り除きデッキが設置されていた。511は、1964年に国鉄が10000形に復元保存するため、ED28 11(後のテキ531)と交換され、鉄道記念物として保存されている。512は、1970年廃車。
- テキ531形 (531) - 元国鉄ED28 11。前記テキ511との交換で入線した。1980年廃車。
運賃・乗車券
普通運賃・普通乗車券
嵐山本線、北野線を通じて、大人250円、小人120円の全線均一運賃である(2023年4月1日改定)。定期運賃も均一の全線定期券のみである。係員が配置されている駅では、自動券売機で普通乗車券を購入できる。
2002年6月30日までは180円、210円、230円の区間制運賃であった。スルッとKANSAI加盟に際し、降車時のみのカード処理で済ませられるよう、2002年7月1日から均一運賃(大人200円、小人100円)となった。これに伴い、不要となった各車両の整理券発行機は撤去された。定期運賃は、距離制が維持された。
2014年4月1日の消費税率改定(5%→8%)の際は、国土交通省(近畿運輸局)から上限運賃210円の認可を受けた上で、適用運賃は200円として値上げを見送ったが、2015年4月1日に適用運賃を210円とする値上げが行われた。さらに、2017年4月1日に220円に値上げされた。定期運賃も均一となり全線乗車可能となった[嵐電、220円に 4月1日から運賃値上げ - 京都新聞、 2017年1月30日]。2023年4月1日に250円に値上げされた。
ICカード
2011年4月1日より、IC乗車カードのPiTaPaと、自社専用の「らんでんカード」が導入された[4月1日より嵐電(京福電車)でPiTaPaがご利用いただけます - PiTaPa.com 2011年3月16日。]。
2011年4月1日からはICOCAも利用可能となり、2013年3月23日からは全国相互利用交通系ICカードにも対応した。ただし、京福電鉄の駅および車内ではチャージできないため、事前に他社局の駅などでチャージしておく必要がある。また、割引用manaca、割引用はやかけん、障がい者用nimocaは利用できない(相互利用対象外)。
らんでんカードの発売額は大人2,500円(デポジット500円を含む)。有人駅または車内で2,000円単位でチャージでき、2,200円分利用できる。チャージ額の有効期限は6か月で、その後は無効になる。ただし有効期限が切れる前に追加でチャージすれば、チャージ残額全体の有効期限が6か月後まで延長される。沿線店舗の優待特典が付く。
割引乗車券等
- 嵐電1日フリーきっぷ
- 全線が1日乗り放題になる。四条大宮・帷子ノ辻・嵐山・北野白梅町の4つの有人駅や嵐電嵯峨駅前の喫茶店、一部のホテルで、700円(小児350円)
で発売している。1日に3回以上乗車すれば割安になるほか、付属のクーポンで沿線社寺や観光施設で拝観料・入場料の割り引きを受けたり、粗品の進呈を受けたりすることができる。予め購入して後日利用する場合のために、通用日はスクラッチ方式により利用者が決めることができる。
- 嵐電・嵯峨野フリーきっぷ
- グループである京都バスの嵐山・嵯峨野地区から京都市中心部のバス路線と嵐電が1日乗り放題となる
。社寺や観光施設での優待特典が付く。2013年4月1日から発売。
- 京都地下鉄・嵐電1dayチケット
- 2008年の京都市営地下鉄の太秦天神川駅延伸、京福の嵐電天神川駅開業を受けて、同年3月28日から発売された。それぞれの全線で1日乗り降り自由となる。各駅の近くの商店等に委託されている回数券販売所でも販売されているほか、平成エンタープライズが運行する高速バス「VIPライナー」のオプションとして組み込むことができる。
- 同時に発売された「京都嵐山・びわ湖大津1dayチケット」は2015年3月31日に終売となった。京阪京津線・京阪石山坂本線も利用可能区間に含まれていた。
- 京都・嵐山1dayパス(阪急版/能勢版)
- 嵐電全線と京都バスの嵐山・嵯峨野エリア、阪急電鉄の全線または、加えて能勢電鉄が乗り放題の1日乗車券で、春と秋の季節限定で発売される。
以下の乗車券は発売を終了した。
- バス(市バス・京都バス・西日本JRバス)・嵐電一日券
- 嵐電と京都バス・京都市営バス・西日本JRバスの均一運賃区間が1日間自由に乗り降りできる。2017年4月1日から「バス(市バス・京都バス)・嵐電一日券」として有人駅および京都市交通局の市バス・地下鉄案内所と定期券発売所で販売。2021年10月1日から西日本JRバスも利用可能となり「バス(市バス・京都バス・西日本JRバス)・嵐電一日券」と改称して発売されていたが
、2023年3月31日限りで発売を終了した。
2010年3月27日から1年間、嵐電開業100周年を記念して土・日曜日及び年末年始・お盆期間の小児運賃が無料となる「休日は家族みんなで出かけようキャンペーン」が実施された。
紙の回数券(11券片、発売額2,000円、3か月有効)は2011年4月1日をもって廃止され、代替として「らんでんカード」が発売された。
2002年7月1日から2018年1月31日までスルッとKANSAI対応カードが利用可能であった。京福電鉄では大人2,000円券のみを発売した。カード処理機は路線バス車内に搭載されているものと同様のもので、有人駅改札口および車両内の運転台後ろに設置された。券面印字は有人駅の処理機では「京福 四大宮」「京福 帷子辻」「京福 嵐山」「京福 白梅町」、車内処理機では「京福電鉄」となっていた。
乗降方法
係員が配置されているかどうかで乗降方法が異なる。運賃は、降車時に払う。
- 係員配置駅(配置時間):
- 四条大宮駅:7:00 - 23:00
- 北野白梅町駅:7:30 - 18:00
- 帷子ノ辻駅:7:00 - 23:00
- 嵐山駅:9:00 - 20:00(冬季18:00まで)
- 係員無配置駅:その他すべての駅
- 係員配置駅からの乗車方法
- 四条大宮駅のみ自動券売機が設置されており、乗車前に普通乗車券または1日乗車券が購入できる。割引乗車券等は窓口で購入できる。普通乗車券の改札はせず、そのまま乗車する。1日乗車券は購入時に日付が印字または押印されているので、そのまま乗車する。乗車券を買わずに乗車しても構わない。基本的に後扉から乗車する。
- 係員無配置駅での乗車方法
- 後扉から乗車する。駅での乗車券の発売はないが、駅近隣の店舗などで、割引乗車券類を発売しているところもある。
- 係員無配置駅での降車方法
- 前扉より降車する。降車時に運賃を支払う。現金で支払う場合は車内の運賃箱へ投入し、ICカードで支払う場合は運賃箱のカード読み取り機にタッチする。普通乗車券は運転士に引き渡す。1日乗車券等は日付面を運転士に提示する。
- 係員配置駅(係員配置時間帯)での降車方法
- 前扉と後扉のどちらから降車してもよい。運賃を現金で支払う場合は改札口に設置されている運賃箱へ投入し、ICカードで支払う場合は改札口の運賃箱のカード読み取り機にタッチする。普通乗車券は駅係員に引き渡す。1日乗車券等は日付面を駅係員に提示する。
係員配置駅で無配置の時間帯は、係員無配置駅と同様の取り扱い。なお、嵐電天神川駅、太秦広隆寺駅、御室仁和寺駅など、係員無配置駅で観光客や乗継客が多い駅では多客が見込まれる時間帯に係員が派遣され、ホーム上で運賃収受業務を補助することがある。
妖怪電車
2007年から乗客誘致策のひとつとして夏季に妖怪電車が運転されている。夕刻以降嵐山本線と北野線に臨時列車として運転される。一般乗車券や各種フリー乗車券では乗車できず、通常の運賃と同額で発売される専用の乗車券が必要である。妖怪の仮装をした乗客は50円(2016年は10円、2019年は100円)で乗車できたが、4年ぶりの運行となった2023年は、運賃の割引はなく、嵐山駅はんなり・ほっこりスクエアの各店舗で100円のお買い物券として利用できる「妖怪札」の進呈になった。
妖怪電車は車内照明にブラックライトを使用したり、様々な妖怪を紹介するポスターを掲示したり、車両に取り付けられている方向幕が青くなるなどムードの演出がされている。一般の仮装客のほか、地域のまちづくり組織も仮装して参加協力するなどイベントの盛り上げに一役買っている。2011年の運行時は、前面方向幕部分には「妖怪電車」の文字のシートが貼られ、側面方向幕は「団体」表示の一方赤く照らされる演出がされた。
2010年までは、嵐山本線四条大宮 - 嵐山間を3往復後、嵐山→北野白梅町、北野白梅町→帷子ノ辻→西院と北野線にも乗り入れていたが、2011年は、嵐山本線四条大宮 - 嵐山間2往復の運転にとどまった。
車両は、基本的にモボ611形、モボ621形、モボ631形のいずれかが使用されるが、場合により、モボ21形やモボ501形も使用されることがある。
関連商品
- 2003年のタイトーの列車運転ゲーム『電車でGO! 旅情編』に、京福電鉄として登場している(路線は嵐山本線・北野線)。
- 嵐山駅・帷子ノ辻駅・四条大宮駅・北野白梅町駅では、京福電鉄オリジナルグッズとして電車型ストラップ・文具セット・ポストカードなどが発売されている。
- 2009年10月14日の江ノ島電鉄との姉妹提携を記念し、ペーパークラフト付き記念乗車券やクリアファイルが発売された。
- 2010年3月25日の嵐電開業100周年に記念し缶バッジ付記念乗車券が発売された。京紫色の新塗装にちなんだ台紙である。
グループ企業
参考文献
書籍
雑誌記事
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
Category:20世紀の日本の設立