多治見市
景観から風景へ!市民がつくり市民が動く「多治見市風景づくり計画」
「風景」を「モノ」の美しさだけで捉えるのではなく、背後に隠されたまちの雰囲気を風景づくりに盛り込んだ“らしさ"を全面的に出した他に類を見ない景観計画である。
事例本文
多治見市は、単純な規制などで定められるものではないという大前提にたち、
「
景観(
風景)」をただ「モノ」の美しさだけでなく、まちの雰囲気なども含めた
「多治見らしさ」をエッセンスとする「多治見市美しい
風景づくり
条例(2001)」を制定。
これより、「美しいまちに住みたい」を合い言葉に、
2004年、
市民と市が協力して「
風景づくり作法書」を作成。
ここには、「らしさ」、「気遣い」、「感動」、「なつかしさ」、「秩序」など、
他
都市の
景観づくり計画にはない、多治見市ならではのエッセンスがふんだんに盛り込まれ、
市民に根づいている。
その後、
市民にとって身近な
風景づくりのための指南書として、多治見市
風景づくり計画を策定している。
加えて、多治見市らしさを意識してつくる住まいづくりのためのレシピ本として、
「recipe-多治見に建てる家・多治見に住まう本」、「HOUSEFRONT」を発行、
現在に至っている。「recipe-多治見に建てる家・多治見に住まう本」は300円で販売するものの
すでに完売、
市民の意識の高さを伺うことができる。
このように、多治見市の
景観行政には
市民との
協働のもと、
居心地の良い心の通った“
風景づくり"が進められ、全国からも注目を浴びている。
【4つの
風景づくり作法】
○形の作法・・・・人に合わせるetc
○色の作法・・・・ほっとする色使いetc
○緑の作法・・・・暮らしに緑をetc
○暮らしの作法・・道ばたの暮らしの復活etc
自治体情報
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