遊佐町
遊佐町少年町長・少年議会事業
(1)町内すべての中学生、高校生が対象。立候補制。
(2)選挙で少年町長・少年議員を選ぶ。
(3)独自の政策を掲げ、自分たちで実行する。
(4)独自に使える施策予算をもつ。
事例本文
遊佐町少年
議会は、遊佐町の中高生の中から選挙によって選出された少年議員を中心に、
中高生の視点でまちつくりを行うことを目的としている。
町内すべての中学生、高校生の中から少年町長・少年議員を選出し、少年
議会を構成する。
事業のねらいは、
(1)自分たちの代表を選び、
政策を実現していく過程を通じて、
若者が
民主主義を体験・
学習し、社会の構成システムを学ぶこと、
(2)若者の視点による町政への提言や意見を、
町が積極的に取り上げることを通じて、若者の町政への参加を促すこと、
(3)関係者すべてが町政に対する若者の意見を学び、
若者たちが社会システムや
民主主義を学ぶという相互共育の場とすること、
である。
事業は2005年度開始。少年
議会独自の事業
予算は、初年度が50万円で、
その後45万円(2006〜2011年度)となっている。
また、
有権者(町内の全中高生)の意見集約による町への
政策提言も行う。
提言にともなう
予算は別途所管課で
予算化する。
予算をともなう審議があるため、
議会には各課長が出席している。
これまでの実績として、少年
議会独自事業では、音楽イベント「遊佐ROCK」開催、
駅前
商店街の空き店舗を活用した喫茶店開店、遊佐町の
B級グルメづくりなどがある。
また、少年
議会の要望により町が実現したものでは、通学路への防犯灯、
カーブミラー設置、遊佐町デザインポスター作成などがある。
予算編成権限を持つ
議会だからできる本格的な議論は、
よりよい地域を創ろうとする思いの大切さ、
思いを実現するための企画・調整の難しさなどを若者に課している。
少年
議会の見事な実績は、若者が自主的に考え、行動する力をつけた証である。
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