京福電鉄

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各路線の運行形態、駅の一覧は以下の各項目を参照。

現行路線

線名の前のマークは駅番号の線別ローマ字記号(嵐山本線はA、北野線はB)を表す。京福電鉄の公式サイトなどでは、嵐山本線と北野線をあわせて、嵐山線会社概要 - 京福電気鉄道嵐電と称されている。

譲渡・廃止路線

未成路線

車両

合併などの経緯により路線同士が離れていたり、異なる路線規格を複数持ったりしている鉄道事業体は他にも存在するが、京福の三線は鉄道技術面での統一がまったく行われず(電動貨車の嵐電モト1000形・叡電デト1000形のみ共通車体)、たとえば300形電車をとっても、嵐山線はモボ301形・叡山線はデオ300形・福井支社はホデハ301形(その後モハ・クハに変更してえちぜん鉄道になってからはMC・TC)と車両番号が重複するどころか、形式記号までバラバラであった。嵐山線のボや福井支社のホはボギー車を意味するが、この形式記号を使っている鉄道会社は現在ではごくわずかである。

嵐山線と鋼索線の現有車はすべて阪神電鉄系の武庫川車両工業製であり、分社された叡山線も現有車は武庫川車両製で統一されており、福井支社も阪神電鉄からの移籍車両を多く受け入れていた。2002年の武庫川車両工業解散後(後身として阪神車両メンテナンスを設立)は新車が導入されていない。モボ101形は更新時の車体組立を担当した。

車体塗装は全路線において、上半分が薄茶色・下半分が緑色となっていた。1970年代に京福バスが白地・茶帯塗装(京都バスも同一塗装)を採用すると、福井支社でも比較的すぐこれを採用。尾灯部分も茶色に塗ったり、同じ形式でも頭部を茶色に塗った車両と白に塗った車両が混在したりするなどの特徴があった。叡山線でも叡電分離後の新車に白地・茶帯塗装が採用されたが、現在は叡電・えちぜんとも全く新しい塗装が採用され、この塗装の電車は消滅した。嵐電においても塗装簡略化を目的として2010年の開業100周年を機に、塗色が「京紫」に変更されることになり、2020年6月現在で塗色変更車が19両まで拡大されており、従来の塗色車は徐々に数を減らしている。(2020年6月現在で従来塗装車は301号、103号の2両のみ)

嵐山線

車体デザインは大きく変更しながらも、全車が同一性能を持つという車両設計の下、1990年代後半になるまでモボ101形の主要機器類を踏襲した自動加速制御の吊掛け駆動車を導入してきた。これは鉄道事業者としては異例である。だが、最新のモボ2001形WN駆動方式VVVFインバータ制御を採用するなど、最新技術も多数採用している。ただ、そのためにモボ2001形は他形式との併結ができず、2両編成になる場合は2001号と2002号の組み合わせに限定される。方向幕はモボ501形以降に搭載され、それまでの車両には運行標識を掲出して運行している。方向幕はモボ501形とモボ611形以降とでは変更されている(モボ501形には「ワンマン」の表示が入る)。

現有車両

電車
製造順に配列


ファイル:Keifuku Mobo611.JPG|嵐電天神川駅に停車するモボ611形612号車
ファイル:Randen mobo 611 613 20100417.jpg|京紫の新塗装となったモボ611形613号車
ファイル:Keifuku Railway mobo105 Pattrain.jpg|パトトレイン ラッピング車 モボ101形105号車
ファイル:Mobo2001.JPG|嵐電の最新鋭車・モボ2001形電車(現在は京紫塗装に変更)

貨車

過去の車両

  • ク201形(制御付随車)
  • 1形 1-20
    • 嵐山電気軌道の四条大宮-嵐山間の開業に際して1910年3月川崎造船所で製造された。丸屋根の木造単車で車体長は約8,5m、吹きさらしのデッキで側面窓は8枚、台車は21Eで電動機は22.4 kW×2であった。1919年から1923年にかけてベスビューゲル形に変わったがそれ以外に目立った変化は無く、1924年以降17両が21形に改造され、2両(5・20)は有蓋電動貨車フモ501形に機器が流用された。残り1両は不明。
  • 31形 31-37
    • 阪神1形31-37であり、1921年11月に入線し、翌年3月より使用された。京福への入線にあっての目立った改造は無く、32は1929年4月16日の北野線での事故により1920年1月18日付で、他の6両もモボ121形の登場により1926年12月28日付で廃車となっている。
  • 21形 21-27・51-61
    • 1形を改造し23-25が1924年8月に、21・22が同年10月、26・27が同年12月に竣工。車体長は9,296mmであり、出入台に扉が設けられ、ホイルベースが1,981mmから2,734mmに延長されている。その後残存の1形も改造することになり11両が51-61となった。20番台車との差異は社内灯が2灯ブランケットから3灯バルベット4個になった点である。路面からの乗降にはステップを利用する必要がある事から、北野線で使用された。モボ101系の増備に伴い、22・23・27・53・59・60・61は1932年5月20日付で、21・24・25・26・51は1938年6月15日付、54・56・57は1939年3月15日付、52・55・58が1940年5月に廃車となった。このうち54・56・57は奉天交通株式会社に売却されている。

車両数の変遷


年度
モボ101形
モボ111形
ク201形
モボ121形
モボ301形
モボ501形
モボ611形
モボ621形
モボ21形
モボ631形
モボ2001形
合計(冷房車)
1982
-1984
6 7 3 10 2 | | | | 28(0)
1985 6 6 3 9 2 2 | | | 28(2)
1986
-1988
6 6 3 7 2 4 | | | 28(4)
1989 6 6 3 7 2 4 | | | 28(6)
1990 6 6 3 7 2 4 | | | 28(8)
1991 6 6 3 5 2 4 ||2 | | 28(10)
1992 6 6 3 5 2 4 ||2 | | 28(14)
1993 6 3 3 5 2 4 3 2 | | 28(17)
1994 6 ||3 5 2 4 6 2 | | 28(20)
1995 6 ||3 3 2 4 6 2 2 | 28(22)
1996 6 ||2 1 2 4 6 4 2 1 ||28(25)
1997
-2000
6 | | 2 4 6 5 2 3 ||28(28)
2001 6 | | 2 3 6 5 2 3 1 28(28)
2002
-2011
6 | | 2 2 6 5 2 3 2 28(28)
-

  • 事業用車除く
  • 1982・83年は1月1日現在、84年以降は4月1日現在
  • 『私鉄車両編成表』各年版、ジェー・アール・アール

鋼索線

叡山線


ファイル:Eiden300Series01.jpg|叡山線(現在は叡山電鉄デオ300形。嵐山線と比べて車両のサイズは異なるが、塗装が嵐山線旧塗装と同じであることがわかる。

福井支社

えちぜん鉄道に継承されたものは「えちぜん鉄道」を参照。

電車

京福電気鉄道設立以後入線
形式称号改定以後に在籍したもの。
  • モハ241形 241-244
    • 元は京福叡山線(現、叡山電鉄デナ11形であるホクハ31形(初代)の車体新造車。244は1989年、241 - 243は1991年廃車。
  • モハ251形 251-254
    • 火災焼失車の車体新造車。車体はモハ241形と同形。253(製造当初は251)・254は1991年廃車。251(製造当初は253)は2000年に正面衝突事故を起こし、それ以降は252も運用に就くことなく廃車された。
  • モハ261形 261-263
  • モハ271形 271-273
  • モハ281形 281-284
  • モハ3001形 3001-3008
形式称号改定以後に在籍したもの。
  • ホデハ301形 301-304
    • 東急デハ3250形。戦後、東急からの車両供出で割り当てられ入線。301・303が、前面貫通形の池上モハ100形(後の目蒲モハ120形)、302・304が、前面非貫通形の池上モハ200形(後の目蒲モハ130形)が前身。
  • ホクハ31形(2代) 31・32・33
    • ホサハ17形残存車の更新名目で、阪神861形の車体にTR14台車をはいた両運転台構造の制御車。運転台が福井方と越前大野・三国方で制御器が異なり、RPC/HLどちらの制御器を持った電車でも総括制御が可能であった。
  • ホサハ61形 61・62
旧京都電燈所属
  • ホデハ201形
    • 1927年日本車両製。1949年車体更新。
  • ホデハ211形
    • 1928年日本車両製。
  • ホデハ221形
    • ホデハ211形の同形車。
  • ホデハ231形
  • ホサハ17形
    • 1919年梅鉢鉄工所製。ダブルルーフの木造付随車で、かつて電動車であった。叡山線の車両と似ているが新製時から越前線の所属である。ちなみに17は、元永平寺鉄道デハ103の電装解除車である。
旧三国芦原電鉄所属
旧永平寺鉄道所属
  • デハ1形
    • 1925年加藤車両製。永平寺鉄道開通時の車両で、全長9mの2軸単車であったが、1935年にボギー化された。
  • ホデハ101形
    • 同上。同じく開通時からの車両だが、全長も長く最初からボギー車であった。
  • ホデハ102形
    • 1929年日本車両製。ホデハ11形の同形車あるが、集電装置がボウコレクター(Yゲル)であった。後に103は電装解除されホサハ17となる。

電気機関車

  • テキ7形 (7, 8) - 1919年梅鉢鉄工所製。テキ6形と同形の車体だが、搭載された制御器が異なる。
  • テキ501形 (501) - 元庄川水力電気専用鉄道庄水5。1980年廃車。
  • テキ511形 (511, 512) - 元国鉄EC40形。片側のボンネットを取り除きデッキが設置されていた。511は、1964年に国鉄が10000形に復元保存するため、ED28 11(後のテキ531)と交換され、鉄道記念物として保存されている。512は、1970年廃車。
  • テキ531形 (531) - 元国鉄ED28 11。前記テキ511との交換で入線した。1980年廃車。

運賃・乗車券

普通運賃・普通乗車券

嵐山本線、北野線を通じて、大人220円、小人110円の全線均一運賃である(2017年4月1日改定)。定期運賃も均一の全線定期券のみである。駅員が配置されている駅では、自動券売機で普通乗車券を購入できる。

2002年6月30日までは180円、210円、230円の区間制運賃であった。スルッとKANSAI加盟に際し、降車時のみのカード処理で済ませられるよう、2002年7月1日から均一運賃(大人200円、小人100円)となった。これに伴い、不要となった各車両の整理券発行機は撤去された。定期運賃は、距離制が維持された。

2014年4月1日の消費税率改定(5%→8%)の際は、国土交通省近畿運輸局)から上限運賃210円の認可を受けた上で、適用運賃は200円として値上げを見送ったが、2015年4月1日に適用運賃を210円とする値上げが行われた。さらに、2017年4月1日に220円に値上げされた。定期運賃も均一となり全線乗車可能となった嵐電、220円に 4月1日から運賃値上げ - 京都新聞、 2017年1月30日

ICカード

2011年4月1日より、IC乗車カードPiTaPaと、自社専用の「らんでんカード」が導入された4月1日より嵐電(京福電車)でPiTaPaがご利用いただけます - PiTaPa.com 2011年3月16日。

2011年4月1日からはICOCAも利用可能となり、2013年3月23日からは全国相互利用交通系ICカードにも対応した。ただし、京福電鉄の駅および車内ではチャージできないため、事前に他社局の駅などでチャージしておく必要がある。また、割引用manaca、割引用はやかけん、障がい者用nimocaは利用できない(相互利用対象外)。

らんでんカードの発売額は大人2,500円(デポジット500円を含む)。有人駅または車内で2,000円単位でチャージでき、2,200円分利用できる。チャージ額の有効期限は6か月で、その後は無効になる。ただし有効期限が切れる前に追加でチャージすれば、チャージ残額全体の有効期限が6か月後まで延長される。沿線店舗の優待特典が付く。

割引乗車券等

嵐電1日フリーきっぷ
全線が1日乗り放題になる。四条大宮・帷子ノ辻・嵐山・北野白梅町の4つの有人駅や嵐電嵯峨駅前の喫茶店、一部のホテルで、500円(小児250円)で発売している。1日に3回以上乗車すれば割安になるほか、付属のクーポンで沿線社寺や観光施設で拝観料・入場料の割り引きを受けたり、粗品の進呈を受けたりすることができる。予め購入して後日利用する場合のために、通用日はスクラッチ方式により利用者が決めることができる。
嵐電・嵯峨野フリーきっぷ
グループである京都バスの嵐山・嵯峨野地区から京都市中心部のバス路線と嵐電が1日乗り放題となる。社寺や観光施設での優待特典が付く。2013年4月1日から発売。
京都地下鉄・嵐電1dayチケット
2008年の京都市営地下鉄の太秦天神川駅延伸、京福の嵐電天神川駅開業を受けて、同年3月28日から発売された。それぞれの全線で1日乗り降り自由となる。各駅の近くの商店等に委託されている回数券販売所でも販売されているほか、平成エンタープライズが運行する高速バス「VIPライナー」のオプションとして組み込むことができる。
同時に発売された「京都嵐山・びわ湖大津1dayチケット」は2015年3月31日に終売となった。京阪京津線京阪石山坂本線も利用可能区間に含まれていた。
バス(市バス・京都バス)・嵐電一日券
嵐電と京都バス京都市営バスの均一運賃区間が1日間自由に乗り降りできる。2017年4月1日から有人駅および京都市交通局の市バス・地下鉄案内所と定期券発売所で販売している。
京都・嵐山1dayパス(阪急版/能勢版)
嵐電全線と京都バスの嵐山・嵯峨野エリア、阪急電鉄の全線または、加えて能勢電鉄が乗り放題の1日乗車券で、春と秋の季節限定で発売される。

2010年3月27日から1年間、嵐電開業100周年を記念して土・日曜日及び年末年始・お盆期間の小児運賃が無料となる「休日は家族みんなで出かけようキャンペーン」が実施された。

紙の回数券(11券片、発売額2,000円、3か月有効)は2011年4月1日をもって廃止され、代替として「らんでんカード」が発売された。

2002年7月1日から2018年1月31日までスルッとKANSAI対応カードが利用可能であった。京福電鉄では大人2,000円券のみを発売した。カード処理機は路線バス車内に搭載されているものと同様のもので、有人駅改札口および車両内の運転台後ろに設置された。券面印字は有人駅の処理機では「京福 四大宮」「京福 帷子辻」「京福 嵐山」「京福 白梅町」、車内処理機では「京福電鉄」となっていた。

乗降方法

駅員が配置されているかどうかで乗降方法が異なる。
  • 駅員配置駅(配置時間):
    • 四条大宮駅:7:00 - 23:00
    • 北野白梅町駅:7:30 - 18:00
    • 帷子ノ辻駅:7:00 - 23:00
    • 嵐山駅:9:00 - 20:00(冬季18:00まで)
  • 駅員無配置駅:その他すべての駅
乗車
乗車時の改札はなく、乗車券を事前に購入せずに乗車してもよい。車両の前部または後部の扉から乗車する。
駅員配置駅
自動券売機が設置されており、乗車前に普通乗車券を購入できる。窓口では割引乗車券類を購入できる。
駅員無配置駅
駅での乗車券の発売はないが、駅近隣の店舗などで、割引乗車券類を発売しているところもある。
降車
現金またはICカードで運賃を決済する。あるいは乗車券類を引き渡すまたは提示する。
駅員配置駅(駅員配置時間帯)
車両前部と後部のいずれの扉から降車してもよい。改札口の機器で運賃を決済するか、駅員に乗車券類を引き渡すまたは提示する。
駅員配置駅(無人時間帯)・駅員無配置駅
車両前部の扉から降車する。車載器で運賃を決済するか、運転士に乗車券類を引き渡すまたは提示する。なお、嵐電天神川駅、太秦広隆寺駅など、観光客や乗継客が多い駅では、観光シーズンや通勤時間に職員が派遣されて、ホーム上で運賃収受業務を補助することがある。御室仁和寺駅は御室桜のシーズンのみ、出入口に職員が派遣されて運賃収受を行う。

妖怪電車

2007年から乗客誘致策のひとつとして夏季に妖怪電車が運転されている。夕刻以降嵐山本、線と北野線に臨時列車として運転される。一般乗車券や各種フリー乗車券では乗車できず、専用の乗車券が必要である。通常の運賃で乗車できるが、妖怪仮装をした乗客は50円で乗車できる。

妖怪電車は車内照明にブラックライトを使用したり、様々な妖怪を紹介するポスターを掲示したり、車両に取り付けられている方向幕が青くなるなどムードの演出がされている。一般の仮装客のほか、地域のまちづくり組織も仮装して参加協力するなどイベントの盛り上げに一役買っている。2011年の運行時は、前面方向幕部分には「妖怪電車」の文字のシートが貼られ、側面方向幕は「団体」表示の一方赤く照らされる演出がされた。

2010年までは、嵐山本線四条大宮 - 嵐山間を3往復後、嵐山→北野白梅町、北野白梅町→帷子ノ辻→西院と北野線にも乗り入れていたが、2011年は、嵐山本線四条大宮 - 嵐山間2往復の運転にとどまった。

車両は、基本的にモボ611形、モボ621形、モボ631形のいずれかが使用される。2016年には運行10年目を迎え、初めてモボ21形が使用された。

2017年からはヘッドマークも新しいものに変更された。2018年からは、モボ501形も運用可能となった。

関連商品

  • 2003年のタイトーの列車運転ゲーム『電車でGO! 旅情編』に、京福電鉄として登場している(路線は嵐山本線・北野線)。
  • 嵐山駅・帷子ノ辻駅・四条大宮駅・北野白梅町駅では、京福電鉄オリジナルグッズとして電車型ストラップ・文具セット・ポストカードなどが発売されている。
  • 2009年10月14日の江ノ島電鉄との姉妹提携を記念し、ペーパークラフト付き記念乗車券やクリアファイルが発売された。
  • 2010年3月25日の嵐電開業100周年に記念し缶バッジ付記念乗車券が発売された。京紫色の新塗装にちなんだ台紙である。

グループ企業

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク

Category:1942年設立の企業

wikipediaより

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