京福電鉄

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|略称 = 嵐電、京福、京福電車、京福電鉄
|国籍 =
|本社郵便番号 = 604-8811
|本社所在地 = 京都府京都市中京区壬生賀陽御所町3番地の20
|業種 = 陸運業
|統一金融機関コード =
|SWIFTコード =
|事業内容 = 旅客鉄道事業 他
|代表者 = 代表取締役社長 大塚憲郎
|資本金 = 10億円
(2020年3月31日現在第114期有価証券報告書
|発行済株式総数 = 200万株
(2020年3月31日現在
|売上高 = 連結:124億9400万円
単独:28億3000万円
(2020年3月期
|営業利益 = 連結:8億3200万円
単独:4億200万円
(2020年3月期
|純利益 = 連結:2億4600万円
単独:500万円
(2020年3月期
|純資産 = 連結:77億2000万円
単独:41億2800万円
(2020年3月31日現在
|総資産 = 連結:207億4000万円
単独:137億3700万円
(2020年3月31日現在
|従業員数 = 連結:792人
単独:114人
(2020年3月31日現在
|決算期 = 3月31日
|主要株主 = 京阪ホールディングス 43.16%
日本駐車場開発 5.62%
日本生命保険 4.70%
京三製作所 1.66%
三井住友信託銀行 1.01%
東京海上日動火災保険 0.88%
京都中央信用金庫 0.75%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 0.74%
福井銀行 0.50%
京都銀行 0.48%
(2020年3月31日現在
|主要子会社 = 京福グループ参照
|関係する人物 =
|外部リンク = https://www.keifuku.co.jp/
|特記事項 =
}}
京福電気鉄道株式会社(けいふくでんきてつどう)は、京都市内で軌道事業(路面電車)とケーブルカー及びロープウェイを運営している会社である。東証二部に上場している。

概要

戦時の配電統制令により、京都電燈が解散するのに伴い、同社の鉄軌道事業を引き継ぐため1942年に設立された(詳細後述)。

京都市内で軌道事業として「嵐山線」と総称される嵐山本線北野線を、鉄道事業として比叡山に登る鋼索線(叡山ケーブル)・叡山ロープウェイを運営している。

かつては前記のほかに同市内で「叡山線」、「叡電」(えいでん)と総称される叡山本線鞍馬線の2つの鉄道路線も運営し、福井県内でも福井支社(1992年7月以降は福井本社)を置いて鉄道・バス事業を行っていた。叡山本線・鞍馬線は当時経営状態が悪化していたことから1986年叡山電鉄に分離譲渡しており、福井本社ではバス事業を2000年に子会社の京福バスに全面的に譲渡し、鉄道事業も2003年えちぜん鉄道に譲渡して撤退したため、以後は京都市内での軌道事業と鉄道事業(鋼索線)、福井県での小規模な不動産業を残すのみとなっている。嵐山本線・北野線は、嵐電(らんでん)と呼ばれ親しまれており、2007年3月からそれが公式愛称となった。

京福の社名は、鉄軌道事業を行っていた京都と福井それぞれの頭文字を採ったものだが、京都と福井を結ぶ鉄道計画があったわけではない。京都は祇園を始め夜間の電力需要が多く、福井は逆に織物工場が稼動する昼間の電力需要が多いため、互いの電力を融通するために前身の京都電燈が建設した「京福送電線」が語源となっている『京福電気鉄道 88年回顧録 越前線写真帖』京福電気鉄道、2003年 p.29

当初は阪神電気鉄道と関係が深く、車両や技術面の共通性も見られたが、1960年頃までは観光開発地域の競合する京阪電気鉄道と激しく争い、のちに資本を受け入れ、京阪グループに入っている(2020年3月31日現在で京阪ホールディングスが43.16%の株式を保有する親会社)。また、かつて大株主として財務大臣が8%以上の株式を保有したことがあるが国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成18年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.249、これは以前の個人大株主の死去により、相続税物納として京福電鉄の株式が納められたことによるものである。

福井県内では系列企業の三国観光産業(福井県坂井市)が三国競艇場の施設を保有しているほか、越前松島水族館の運営も行っている。

嵐山本線・北野線の利用者数のピークは1965年頃の1483万人であった。近年は、2000年度に約720万人となった後は年間600万人台で推移したが、2008年度は地下鉄太秦天神川駅開業の効果により702万人となった。しかし、2009年度は景気低迷や新型インフルエンザの影響などで676万人に減少し、2010年度も引き続き673万人に漸減した。以後は回復基調にあり、2015年度は789万人が利用する各年度 決算短信

2013年4月1日からは嵐電とグループの京都バスの嵐山・嵯峨野地区の路線が1日利用できる「嵐電・嵯峨野フリーきっぷ」を発売している - 京都バス、2013年3月29日。京都バスは、2014年3月22日に京都市営バス(市バス)とともに嵐山・嵯峨野地区を均一料金区間に編入し、同時に「市バス専用一日乗車券カード」を「市バス・京都バス一日乗車券カード」に改めて嵐山・嵯峨野地区でも使用可能としており(さらに2018年3月17日に「バス一日券」と改称)、嵐電や京都市営バスと連携した料金区間の拡大やICカードへの対応など、交通機関としてのシームレス化を進めている

社章

社章は京都電燈の時代より使用されている菱形雷文マークとなっている。ただし京福グループ全体は京阪グループではあるが、京阪グループの共通ロゴは使用されていない。

歴史

配電統制令により、京都電燈が配電事業を関西配電(関西電力の前身)・北陸配電(北陸電力の前身)へ、発送電事業を日本発送電へ譲渡し解散するのに伴い、同社の京都(嵐山線・北野線・叡山線)と福井(越前電気鉄道線)での鉄軌道事業を引き継ぐため1942年に設立され、同年中に傍系の鞍馬電気鉄道三国芦原電鉄が合流した。

1944年には永平寺鉄道・丸岡鉄道も合併し、1950年頃には京都と福井で合わせて120.9kmもの路線網を擁することになったが、車社会の進展に伴い1960年代から1980年代にかけて、福井支社管内の不採算路線・区間の廃止や、叡山本線・鞍馬線を叡山電鉄として分社化するなどの合理化を進めている。

京福が近年まで保守的な経営をとっていた表れの一つとして、京都本社では1980年代まで詰襟の制服を、集電装置に嵐山線は1975年まで集電部が回転するトロリーポールを、叡山線も1978年までポールを(途中からU字状のスライダーポールに交換)使用していた。いずれもトロリーバスを除く日本の鉄軌道事業者としては最後まで使用していたものであるなお保存鉄道遊覧鉄道も含めれば、明治村N電は現在も詰襟とトロリーポールを使用している

2000年12月と2001年6月、福井の越前本線でわずか半年間に2度の電車同士の正面衝突事故を起こし(京福電気鉄道越前本線列車衝突事故を参照)、国土交通省から福井地区各線の列車運行停止を命ぜられた。京福は事業継続が困難になったとして、2003年に福井地区の鉄道事業(越前本線・三国芦原線)を廃止して撤退。施設をえちぜん鉄道へ譲渡した。」が導入された4月1日より嵐電(京福電車)でPiTaPaがご利用いただけます - PiTaPa.com 2011年3月16日。

ICOCAも2011年4月1日から京福で利用でき、2013年3月23日からは全国相互利用交通系ICカードにも対応した。ただし、京福電鉄の駅および車内ではチャージできないので、事前に他社局の駅などでチャージしておく必要がある。また、割引用manaca、割引用はやかけん、障がい者用nimocaは利用できない(相互利用対象外)。

らんでんカードの発売額は大人2,500円(デポジット500円を含む)。有人駅または車内で2,000円単位でチャージでき、2,200円分利用できる。チャージ額の有効期限は6か月で、その後は無効になる。ただし有効期限が切れる前に追加でチャージすれば、チャージ残額全体の有効期限が6か月後まで延長される。沿線店舗の優待特典が付く。

割引乗車券等

嵐電1日フリーきっぷ
全線が1日乗り放題になる。四条大宮・帷子ノ辻・嵐山・北野白梅町の4つの有人駅や嵐電嵯峨駅前の喫茶店、一部のホテルで、500円(小児250円)で発売している。1日に3回以上乗車すれば割安になるほか、付属のクーポンで沿線社寺や観光施設で拝観料・入場料の割り引きを受けたり、粗品の進呈を受けたりすることができる。予め購入して後日利用する場合のために、通用日はスクラッチ方式により利用者が決めることができる。
嵐電・嵯峨野フリーきっぷ
グループである京都バスの嵐山・嵯峨野地区から京都市中心部のバス路線と嵐電が1日乗り放題となる。社寺や観光施設での優待特典が付く。2013年4月1日から発売。
京都地下鉄・嵐電1dayチケット
2008年の京都市営地下鉄の太秦天神川駅延伸、京福の嵐電天神川駅開業を受けて、同年3月28日から発売された。それぞれの全線で1日乗り降り自由となる。各駅の近くの商店等に委託されている回数券販売所でも販売されているほか、平成エンタープライズが運行する高速バス「VIPライナー」のオプションとして組み込むことができる。
同時に発売された「京都嵐山・びわ湖大津1dayチケット」は2015年3月31日に終売となった。京阪京津線京阪石山坂本線も利用可能区間に含まれていた。
バス(市バス・京都バス)・嵐電一日券
嵐電と京都バス京都市営バスの均一運賃区間が1日間自由に乗り降りできる。2017年4月1日から有人駅および京都市交通局の市バス・地下鉄案内所と定期券発売所で販売している。
京都・嵐山1dayパス(阪急版/能勢版)
嵐電全線と京都バスの嵐山・嵯峨野エリア、阪急電鉄の全線または、加えて能勢電鉄が乗り放題の1日乗車券で、春と秋の季節限定で発売される。

2010年3月27日から1年間、嵐電開業100周年を記念して土・日曜日及び年末年始・お盆期間の小児運賃が無料となる「休日は家族みんなで出かけようキャンペーン」が実施された。

紙の回数券(11券片、発売額2,000円、3か月有効)は2011年4月1日をもって廃止され、代替として「らんでんカード」が発売された。

2002年7月1日から2018年1月31日までスルッとKANSAI対応カードが利用可能であった。京福電鉄では大人2,000円券のみを発売した。カード処理機は路線バス車内に搭載されているものと同様のもので、有人駅改札口および車両内の運転台後ろに設置された。券面印字は有人駅の処理機では「京福 四大宮」「京福 帷子辻」「京福 嵐山」「京福 白梅町」、車内処理機では「京福電鉄」となっていた。

乗降方法

駅員が配置されているかどうかにより、乗降方法が異なる。

  • 終日駅員を配置する駅:四条大宮駅、帷子ノ辻駅
  • 夜間をのぞいて駅員を配置する駅:嵐山駅、北野白梅町駅
  • 駅員を配置しない駅:その他すべての駅
乗車
駅員が配置されている駅
自動券売機が設置されており、乗車前に普通乗車券を購入できる。窓口では割引乗車券類を購入できる。ただし、改札口での改札は行われておらず、乗車券を購入せずに改札口を通ってホームに入ってもよい。ホームから車両への乗車には、前部と後部のいずれの扉を利用してもよい。
駅員が配置されていない駅(駅員無配置時間帯の嵐山駅、北野白梅町駅を含む)
改札口はないのでそのままホームに入り、原則として車両の後部扉から乗車する。(ただし、降車扉から運転士の裁量で乗車できることがある)駅での乗車券の発売はないが、駅近隣の店舗などで、割引乗車券類を発売しているところもある。
降車
乗車券を所持していなければ、現金で普通運賃を支払う。乗車券類を所持していれば、それを引渡または提示する。ICカードやスルッとKANSAI対応カードは、カード処理機で処理する。
駅員が配置されている駅
車両前部と後部のいずれの扉から降車してもよい。改札口の職員が、運賃収受や乗車券類の回収・確認を行う。カード類は、改札口設置のカード処理機で処理する。
駅員が配置されていない駅(駅員無配置時間帯の嵐山駅、北野白梅町駅を含む)
車両前部の扉から降車する。このときに運転士が、運賃収受や乗車券類の回収・確認を行う。カード類は、車両に搭載されたカード処理機で処理する。

嵐電天神川駅、太秦広隆寺駅など、観光客や乗継客が多い駅では、観光シーズンや通勤時間に職員が派遣されて、ホーム上で運賃収受業務を補助することがある。御室仁和寺駅は御室桜のシーズンのみ、出入口に職員が派遣されて運賃収受を行う。

妖怪電車

2007年から乗客誘致策のひとつとして夏季に妖怪電車が運転されている。夕刻以降嵐山本線と北野線に臨時列車として運転される。通常の運賃で乗車できるが妖怪の仮装をした乗客は50円で乗車できる。なお、一般乗車券や各種フリー乗車券では乗車できず専用の乗車券が必要である。

妖怪電車は車内照明にブラックライトを使用したり、様々な妖怪を紹介するポスターを掲示したり、車両に取り付けられている方向幕が青くなるなどムードの演出がされている。一般の仮装客のほか、地域のまちづくり組織も仮装して参加協力するなどイベントの盛り上げに一役買っている。2011年の運行時は、前面方向幕部分には「妖怪電車」の文字のシートが貼られ側面方向幕は「団体」表示の一方赤く照らされる演出がされた。

2010年までは、嵐山本線四条大宮 - 嵐山間を3往復後、嵐山→北野白梅町、北野白梅町→帷子ノ辻→西院と北野線にも乗り入れていたが、2011年は、嵐山本線四条大宮 - 嵐山間2往復の運転にとどまった。

車両は、基本的にモボ611形、モボ621形、モボ631形のいずれかが使用される。2016年には運行10年目を迎え、初めてモボ21形が使用された。

2017年からヘッドマークも新しいものに変更された。2018年からは、モボ501形も運用可能となった。

関連商品

  • 2003年に、大手ゲームメーカータイトーの列車運転ゲーム『電車でGO! 旅情編』に、京福電鉄として登場している(路線は、嵐山本線、北野線)。
  • 嵐山駅・帷子ノ辻駅・四条大宮駅・北野白梅町駅では京福電鉄のオリジナルグッズとして電車型ストラップ・文具セット・ポストカードなどが発売されている。
  • 2009年10月14日の江ノ島電鉄との姉妹提携を記念し記念乗車券(ペーパークラフト付き)やクリアファイルが発売された。
  • 2010年3月25日の嵐電開業100周年に際し缶バッジ付記念乗車券が発売された。京紫色の新塗装にちなんだ台紙である。

グループ企業

脚注

関連項目

外部リンク

Category:1942年設立の企業

wikipediaより

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