教員

教員(きょういん、)とは、学校をはじめとする教育施設で、在籍者に対して教育保育をつかさどる職、または、その職にある人のことである。

多くの国々では、フォーマル教育において教職に就くには教員資格が要求される。

「教員」の類義語に、教師教諭教授教官などがある。

職階・職位

学校における教員の職階については、中等教育以前の教育と高等教育で異なる。

就学前教育初等教育中等教育を行う学校(幼稚園小学校中学校高等学校中等教育学校特別支援学校)では、教員の職階は、教諭、助教諭、講師
初任者の教諭に対しては、一般的に小学校では、低学年中学年学級担任とし、中学校では、学級副担任とするなど、比較的その職務内容については、できるだけ高度な技量を要求しないように、管理職が努めている場合が多い。

国立学校に置かれる教諭は国家公務員、公立学校に置かれる教諭は地方公務員であるものの、その職務の性格上、教育公務員特例法が適用され新規採用者の仮採用の期間は6か月でなく1年間とされている。この期間に、教諭としての初任者研修を受け、場合によっては教員としての資質を評価される。教員として、著しく不適格であると判断されれば、免職となる。

東京都小学校の教諭の年間採用人数は、約1,000人だが、うち1%が著しく不適格と判断されている。

高等教育の教員

大学、大学院、短期大学、高等専門学校の教授、准教授、講師、助教、助手になるためには、さまざまな方法があるが、一般に公募採用や縁故採用を経て教員になることが多い。また、多くの教員が修士博士学位をもっているが、実務家を据える際には学士の学位や高校卒の場合がある。

大学院の指導教員になるためには、文部科学省の審査を受け、いわゆる「マル合教員」にならないといけないとされる。

太平洋戦争前

学校によって、また資格によって教員の名称は異なった。

小学校にはおおむね5種の正規の教員があった。
  1. 尋常小学校高等小学校の全科目教授し得る小学校本科正教員(小本正)
  2. 尋常小学校の全科目を教授し得る尋常小学校本科正教員(尋本正)
  3. 小学校の教科目のうち唱歌体操裁縫手工農業商業図画外国語のうち一定の科目に限り教授する小学校専科正教員(専科正教員または尋正)
  4. (本科正教員を補助するものを准教員といい、)尋常小学校、高等小学校の准教員である小学校本科准教員(本准)
  5. 尋常小学校のみの准教員である尋常小学校准教員(尋准)

このうち1、2、3を訓導といい、4、5を准訓導といい、さらに尋常小学校准教員に代用する無資格者を准訓導心得(代用教員)といった。

中等学校特殊学校の正規の教員は教諭といい、一定数の教授を有することがあった。

旧制高等学校、高等諸専門学校大学には教授助教授講師があった。教授は中心的な活動を行い、助教授はこれを補佐し、特に必要なとき講師を置いた。外国人教師で教授に準じるものを教師という。さらに学生生徒行動思想の取締、指導のために学生主事生徒主事が教師に数えられる。これを補佐する主事補もあった。

官公立の学校教師は官吏であり、その言動は官吏服務規定によって規準が示された。通常、訓導判任官待遇であり、特に一定数の校長に限り奏任官待遇を受けることがあった。教諭は判任官あるいは判任官待遇であるが、一定数の奏任官あるいは奏任官待遇のものがあり、校長はいずれも奏任官あるいは奏任官待遇であった。教授のうちには勅任官待遇のものがあったが、通常、奏任官であり、助教授は奏任官であった。
省庁の直轄学校校長は勅任官であった。師範学校の教員は教官と呼ばれ、現在も国立大学附属学校の教職員は教官と呼ばれる。陸海軍の多くの学校の教師も教官と呼ばれ、
軍人でない文官教官と、軍人である武官教官と対比させることがある。

私立の諸学校では官立学校に準じて以上のような呼称が用いられるが、その意味は必ずしも一致しなかった。教員の正規の資格の有無は教員免許状によって示された。

フランス

フランスでは、小学校教員は公務員基本法(Statut général des fonctionnaires)によって公務員とされており、採用には修士号(Bac+5)が求められる。

ドイツ

ドイツの教員の多くは公務員であり、大学において(Lehramtstudien、Teaching Education Studies、教育学)を履修した者から採用される。給与は公務員給与インデックス指標(Bundesbesoldungsordnung)に基づいて決まる。

脚注

関連項目

Category:教育関連の職業

wikipediaより

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