檮原町
標高1,000mのエネルギー自立都市
風、森、水、光など、自然エネルギーを活かした低炭素なまちづくりの実現をめざす檮原町。2050年には温室効果ガス排出量70%削減、吸収量の4.3倍増と、地域資源利用によりエネルギー自給率100%超をめざして邁進している先進的なまちである。
事例本文
■「風」
愛媛県境にある標高1,300m〜1,400mの四国カルスト高原に1,200kwの
風力発電所を設置。
売電益により、四万十川源流域のまちとして豊かな水を育む森づくりを目的に
ha当たり10万円を交付し
間伐を促進。
その森から生まれた豊かな水量を活かし小
水力発電も行う。
また、
CO2の吸収源でもある森の整備と合わせて、
CO2排出削減設備の普及として、
太陽光発電施設設置への補助、
ペレットストーブ設置への補助を実施。
なかでも
太陽光発電施設設置率は20軒に1戸を超え、全国でも屈指の設置率となっている。
■「森」
間伐材の林地残材や製材端材などから
木質ペレット燃料を生産。
併せて
公共施設への大型消費機器の設置、民間への
ペレットストーブ設置への1/4補助など、
森林
資源の有効活用による循環型社会を目指している。
■「水」
檮原川の落差を利用して小
水力発電施設を設置、
中学校などの
公共施設へ電力を提供している。
■「光」
太陽光発電設備の設置に1kw当たり20万円を補助することで民家への普及を促進。
設置可能な
公共施設へは全て
発電設備を設置済。
■「地」
地熱の温度差を利用して
熱エネルギー化による温泉施設やプールに利用している。
このように、四国の奥深い山中という厳しい立地条件をプラスに転換し、
自然の
エネルギーを最大限に活用し、得た財を地域や自然保護育成に還元する
循環型社会を確立させながら持続可能な
まちづくりを進める
戦略は
環境先進
都市として先頭を走っている。
自治体情報
自治体名 |
檮原町(外部リンク) |
都道府県名 |
高知県 |
人口 |
3,984人 |
部署名 |
環境整備課環境モデル都市推進室 |
TEL |
0889-65-1111(代表) |
FAX |
0889-40-2010 |
E-mail |
|
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