能代市
公共自転車のまちづくり
(1)自転車の持つ可能性に注目し、山間部でありながらまちづくりの中心に据えた点
(2)都会の放置自転車を利用する発想のユニークさ
(3)共用自転車を公共物として扱っていること
(4)旧町内にいつでも返却できる自転車ステーションがあること
事例本文
旧二ツ井町の「
環境にやさしい
自転車の
まちづくり」事業は、
1998年度、公募委員を含む「
自転車の
まちづくり委員会」が、
施策の基本となるアイデアを出したことから動き出した。
自転車道路は、旧町道や県道の歩道の一部にカラー舗装したもので、総延長約3km。
県道部分は、交差点などの段差をなくし、
自転車の走行性・快適性を確保している。
公共自転車(のちに「チャリンジャー」と命名)400台は、
杉並区の放置
自転車をもらいうけ、数台から使えるパーツを取り出して
1台にするなどの修理を行って用意した。
杉並区とはこれをきっかけにして区主催の
環境イベントに参加するなどの交流も生まれた。
共用
自転車は市の
財産ではなく、
公共物として扱われている。
このため借りる際にもめんどうな手続きがなく(
電動自転車をのぞく)、
返却も旧町内12か所のサイクルステーションどこでもよい。
メインとなる2か所の
自転車駐車場(のちに「パークりんりん」と命名)は、
JR二ツ井駅と道の駅「ふたつい」に隣接してあり、
通学時の使用が増えるなど、利用率の向上につながっている。
自転車駐車場の建物は地元産材を使った
木造建築となっている。
のこり10か所のステーションは、総合
福祉センター「ふっちゃん」など、
公共施設や観光施設の近くにあり、24時間返却可能となっている。
自治体情報
関連URL