自転車

自転車(じてんしゃ、)は車両の一種。

概要

定義

自転車の定義のしかたはいくつかあるが、たとえば次のようなものがある。
あるいは
  • 前輪と後輪の車輪を有し、ペダル上の乗員の脚力で推進(駆動)される車両

などといった定義である。

乗り手の人力により車輪を駆動し推進力を得て、乗り手の操舵で進路を決めて、地上を走行する乗り物である。
なお英語の 「bicycle」や「bike」 は「二輪」を意味し、日本においても自転車を「バイク」と呼ぶことがある。日本語の「自転車」は結果として、二輪のものを指していることは多いが、日本語の「自転車」には車輪の数に関する言葉が含まれておらず、2輪に限らず含めることが可能で、三輪、時に一輪や四輪をも含む。また「自転車」は、人力による操作がほとんど必要ない電動自転車原動機付自転車にも使われ、その意味でも定義は曖昧となっているまた、日本において地方により自転車のことを「じでんしゃ」と発音することもあり、それをそのまま「自伝車」、「自電車」と表記されていることがあるが、いずれも間違いである

効用

地上を移動する目的でヒト筋力が最も効率良く発揮されその目的が達成できるのが自転車である、という解説がニッポニカではされている。つまり自転車という道具を用いると、人間自らのによって体重を支えつつ歩いたり走ることに比べて、筋力を効率的に進む目的に充てることができ、速く移動でき、また、徒歩走行よりも少ないエネルギーで進めるので、同じ体力を使ってより遠くに行くこともできる、というわけである。

自転車は、自動車に比べて安価に購入でき、燃料が不要なことから、道路整備が遅れ国民の所得水準が低い発展途上国では重要な移動手段である4区市にカンボジアから勲章 放置自転車寄贈で途上国支援産経新聞ニュース(2016年12月10日)2018年3月20日閲覧。また自動車などと比較して、移動距離当たりのエネルギーが少ない上、路上の専有面積が少なく、有害な排出ガスが発生しないので、ヨーロッパ諸国など都市化が十分に進んだ先進国でもここ数十年、再評価されるようになってきている。自動車に依存した生活が運動不足をもたらし健康をむしばむことが、近年理解されるようになり、健康を重視する欧州諸国や日本などでは健康増進効果への期待の面からも、また環境(地球環境・局所的な環境の両方)への負荷を小さくする面でも高く評価され、積極的に利用されるようになっている。

自転車の道路法規での位置づけ、交通事故と交通安全

日本の道路交通法では「軽車両」に分類され



運転免許の必要は無いが、自転車でも交通事故は起き、運転者自身や、衝突した人が怪我をしたり死亡することもあり、自転車の運転者には(自動車や自動二輪を運転することと同様に)安全運転を心掛けることが広く求められ、道路交通法を遵守しつつ走行しなければならない。

そのためたびたび道路交通法が改正されている。主な自転車に関する道路交通法の規定を以下に記す【自転車編】みんな知らずに捕まる道路交通法15選MOBY 2020年2月7日閲覧道路交通法イーガブ 2020年2月7日閲覧

  • 【道路交通法第54条第2項】危険回避のため止むを得ない場合をのぞき、ベルを鳴らすことは禁止。
  • 【道路交通法第71条】運転する場合の電話での通話、画面の注視(ながら運転)の禁止。
  • 【道路交通法第52条】夜間にライトやそれに準ずるものを点灯せずに走行する夜間無灯火走行の禁止。
  • 【道路交通法第19条】軽車両の並走の禁止。
  • 【道路交通法第17条】自転車は車道の左側を通行。

これらの違反について警察官による取り締まりも強化されるようになった。同時に、自転車利用の促進のため、道路での走行ルールの明確化、走行場所の法的な明確化・確保もされた。なおそれと連動して自転車専用レーン整備のための行政的な推進も図られる。

平成後期より、自転車に乗る人に「自転車保険」(事故時の損害賠償などに対応するもの)への加入を義務化する地方自治体も現れた。2015年10月に兵庫県で義務化が開始され、以降全国に広まる自転車保険の加入義務化ってなに? au損保 2020年2月7日閲覧

自転車の歴史

自転車の歴史、特に黎明期の記録については現在もヨーロッパ各国を中心に資料の発掘と検証が続けられており、長らく定説とされてきたものを覆す研究も提示されているこうした活動が行われている場のひとつに、(外部リンク:International Cycling History Conference (ICHC)) がある。また二輪の自転車よりも三輪以上の自転車がより早く製作されていたと考えられている一例として、二輪自転車の原型であるドライジーネの発明者として知られるカール・フォン・ドライスが、それに先立って1813年に特許出願を試みた人力四輪車が挙げられる。ただしこの特許は認可されなかったという。。日本においては陸船車も参照のこと。

安全型自転車の出現まで

自転車の起源に当たる乗り物、またその着想についてはこれまでも様々な説が浮上しては否定されてきた。現在ではドライジーネ (Draisine) が、実際に製作されたことが確認できる二輪自転車の祖先とされる。これは、1813年

速度記録

機材の形態にとらわれない記録挑戦では2015年9月19日、米国ネヴァダ州バトルマウンテンBattle Mountain標高1475 m、直線走路郊外の一時的に閉鎖した公道でカナダ人トッド・ライカート(Todd Reichert)がタイヤ接地面のみわずかに開口したストリームラインボディのリカンベントEtaで達成した139.45 km/hがヒト一人のみの出力による最高速度記録であった。Etaは極めて低い位置に仰向いて座り前輪を両脚で挟むように前端のクランクを回すため、後輪駆動は構造上ほぼ不可能で前輪駆動を採用している。また前を見通す視界はなくカメラ映像に依存する。2016年9月19日、同地、同プロジェクトによって記録は144.17 km/hに更新された。Aerovelo - Eta — Aerovelo

標高差による位置エネルギーを利用した斜面降坂では2015年3月28日、フランス・ヴァールVars)のスピードスキー用滑降路シャブリエール(piste de Chabrières)スタート標高2720 m、フィニッシュ標高2285 m、平均斜度52.5%、最大斜度98%、延長1400 m雪上直線走路でフランス人エリック・バローヌÉric Barone)が223.30 km/hを記録している。これには肩と胸元まで覆うエアロシェルを備えた2重構造ヘルメットと、上腕および脛の後方をボートテール形状にしたコーティングスーツ、スンSunn)の専用特殊自転車F2.0が用いられた。2017年3月18日、エリック・バローヌは同地で再度挑戦し、227.72 km/hに更新した。Site officiel du vététiste de l'extrême Eric Barone - Les vendéens au de l’action Handibat

風圧の多くを他に負担させて走行した最高速度記録は1995年10月3日、米国ユタ州のボンネビル・スピードウェイ標高1282 m、塩平原走路でオランダ人フレート・ロンペルベルフFred Rompelberg)が二段増速の極めてギア比が高い特殊な自転車によって記録した268.831 km/hである。これは前走するドラッグスターの後端に取り付けた後続自転車用カウル(整流覆い)に肉薄追走して達成された。Fred Rompelberg Fietsvakanties Mallorca, Fietshuur - Informatie over Fred Rompelberg 268 km

脚注

注釈

出典

"Why do Japanese people like to ride a bicycle?" 2020年3月05日 NHANLUCNHATBAN

参考文献

関連項目

外部リンク

Category:環境保護運動

wikipediaより

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