小諸市
市内全小中学校で進める、太陽光発電のグリーン電力証書化と活用
市内全小中学校で実施している学校版環境ISOの中で太陽光発電を環境教育へ活用するとともにグリーン電力証書化、自然環境保全と学校における環境教育への活用をウェブサイトで募集。
事例本文
市では、市内全小
中学校で学校版
環境ISOを実施しており、全校に
太陽光発電装置を設置。
子どもが
発電量を記録、測定し、グラフ化して掲示し、電気の無駄使いを減らす
環境学習に活用している。
電力は売電のほか
グリーン電力証書化、
自然エネルギーの普及促進、
発電設備の維持などに活用している。
証書販売収入は、
発電した小
中学校に還元、学校において児童・生徒の意見を採り入れながら
設備の維持管理、
環境学習に活用する仕組みである。
また、事業の開始、電力量の
認証など、それぞれの機会を捉えて積極的に情報発信を行っている。
8校合計した年間
発電量は100,368.6kWhである。
効果としては、以下の三つが挙げられる。
(1)事業を通じ、
グリーン電力証書制度や市の特性を活かした
太陽光発電についての情報を広めることができる。
(2)
太陽光発電設備設置者の
グリーン電力証書制度への参加促進、
未設置者の設備導入促進、電力使用者の
自然エネルギー利用の拡大。
(3)証書販売収入を学校へ還元することにより、その資金を活用した設備管理や
データの収集・活用の促進、
環境保護や
自然エネルギーに対する子どもの認識向上が図られる。
グリーン電力の活用事例(2010年度)
ノルディック・トゥリー来日公演2010(小諸公演)(300kWh)
小諸ひかりのファンタジー2010(1400kWh)
小諸ロータリークラブ例会(1900kWh)
ただ、仕組みを構築したものの、国の方針転換や昨今の厳しい経済状況もあり証書の販売はすすんでいない。
その結果、学校への還元ができておらず、現在は事業の見直しを検討している。
今回の
ベストプラクティス選定にあたっては、仕組みのユニークさ、
期待される効果の高さという点で評価させていただいた。
自治体情報
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