内子町
町並みと環境保全で次世代を育成する国際交流
国際交流をとおして次世代を育成する事業。派遣を経験した学生が協会の運営に積極的にかかわるなど、次世代を育てる立場で活動している。
事例本文
町並み保存と
環境共生を
まちづくりの基軸にしている内子町は、次世代の育成にも熱心である。
この事業は中・高校生を対象に1995年から実施しており、
ドイツ・ローテンブルクに
まちづくりを学ぶとともに、
同世代の若者と交流することで、国際感覚を養う目的で交流が始まった。
この交流は
環境先進国としてのドイツの対策を学ぶ絶好の機会ともなっている。
派遣される中・高校生は作文と面接で選ばれるが、
応募動機や目的にも
環境対策への関心が必ずと言っていいほど入るようになり、
この旅程の中にもドイツの
環境対策を学ぶプランが多く入っている。
2009年度は下水汚泥のメタン発酵や太陽に向かって方向を変えて動く
太陽光発電施設を訪問した。
これまで参加した中・高校生からは、「ドイツ語を学びたい」
「ドイツのことをもっと知りたい」「
環境の分野で仕事をしたい」
などの声も出ており今後が楽しみだ。
この事業計画は、月1回開催するプランナー会議でつくられていく。
このプランナー会議に集まるプランナーには、過去に派遣を経験した学生もいる。
若者の人口流出の歯止めがかからない地方において、育てた若者が町に戻り、
まちづくり・次世代育成のチカラとなっていることは、心強い限りである。
町の魅力創造と
環境保全対策、そして若者の定着。
町並み保存に
環境保全の視点を入れる内子町ならではの
まちづくり(=ひとづくり)事業である。
自治体情報
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