諸塚村
全村森林公園・諸塚「百彩の森づくり」!全村あげてのエコツーリズムの推進
村全域をフィールドとし、都市住民との交流による心の触れあいを大切に、様々な資源を活用した村民すべてによる取り組みによる充実した生活・文化づくりを実践している。
事例本文
諸塚村の村おこしは、「美しい森之国」をめざし、林業を地域経営の柱に、
かつ、交流人口の誘致を図り、林業と交流産業の複合型経営で
自立・自走できる村を築きあげることをめざしており、
“らしさ"があふれる個性が輝く
まちづくりがすすめられている。
このような中、全村森林公園・諸塚「百彩の森づくり」は、
都市住民とのファンづくりを行いながら、恵まれた自然
遺産や
文化遺産、
産業
遺産など村の優れた
資源を有機的に結び、村住民と
行政の
協働のもと、
村の元気につながる様々なツーリズム活動が行われている。
この「諸塚型
エコツーリズム」は、村全体をひとつの博物館とし、
地域の
文化や自然を活かしながら交流人口の創出をめざし、
あるがままの自然や生活
文化を背景に
都市との交流活動が定着するなど、
着実に地域の元気へとつながっていることが特徴としてあげられる。
成功に至る理由の一つに「まちむら応縁倶楽部」の存在がある。
2004年まで、上記を実践する組織は役場内にあったが、
2005年、「諸塚村観光協会まちむら応縁倶楽部事業部」に移し、
民間アイデアや責任の明確化を図ることにより、より実践的な企画・アイデアが生まれ、
活況を帯びるようになってきたことである。
また、2011年4月より
一般社団法人諸塚村観光協会が
地域に責任の持てる事業体となるよう組織強化に取り組んでいる。
このように、全村あげての
エコツーリズムの推進は、
都市住民との交流を通して“諸塚村ファン"を獲得し、
かつ、村への誇りを持った村民が増え、それぞれの交流により、
都市と
農村とがお互い縁を結び合い、密度の濃い継続的な人間関係が築かれるなど、
ツーリズムの原点である地域の元気の源づくりにつながる実践活動としての好例となっている。
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