新城市
進化する市財政の説明書「ザイセイの話」
(1)市内全戸に配布
(2)市民自治、協働の基盤として市の予算・事業内容などを情報開示
(3)見やすさ、わかりやすさを追及し、市政への参画を促す
事例本文
自治体の仕事は
予算に反映される。
ただ
議会に提案される
予算書は、住民が読んでわかりやすいものではない。
それをわかりやすく住民に説明しようとして「ザイセイの話」という冊子を作成し、
市内全戸に配布している。これは、
市長マニフェストに基づいたものである。
このような取り組みは、ニセコ町が先進的に行ったが、
新城市は独自の工夫を加えて発展させた。
住民などの意見を取り入れた2007年度版の特徴は、イラスト漫画30ページで、
市民参加で立ち上げた
補助金等検討委員会の目的や意味合いなどをまとめていること、
市の
予算(一般会計、特別会計、企業会計)だけでなく、
市が出資している
第3セクターなどの経営状況も掲載していることなどが挙げられる。
180ページの冊子は、
財政のはなしQ&A、主な事業の紹介、資料編で構成されている。
作成は、担当の
財政課だけでなく、各課職員やイラストを担当した
職員の手づくりによるものである。
さらに、2007年12月には
ウェブサイトで2008年度
予算要求状況を事業別に公開した。
これは
予算編成過程の
公共性を担保し
財政信認を高めるため、
各課からの要求段階の全事業と歳入見込みをそのまま公表、
全事務事業が網羅されABCの優先度も付記されている。
このような
予算編成過程の情報は、多くの
自治体では議員でも入手が難しいものであり、
その公開は全国でも例がないものである。
形式的ではないより本質的な
民主主義、
住民参画をすすめるための基盤として、
このような取り組みは、非常に重要である。
自治体情報
自治体名 |
新城市(外部リンク) |
都道府県名 |
愛知県 |
人口 |
49,864人 |
部署名 |
総務部財政課 |
TEL |
0536-23-1111(代表) |
FAX |
0536-23-2002(代表) |
E-mail |
|