高畠町
町民の半数が参加!高畠町の環境学習
高畠町の人口は約26,000 人。うち何らかの環境学習の機会を得た住民は過去8年間で出前講座や町の環境アドバイザーが企画する「かんきょう塾」を含めると39,420人を超える。
事例本文
高畠町では、誰もが参加しやすい、暮らしと
環境の結びつきに
気づいてもらう機会を多彩に展開している。
行政職員が地域の住民の元へ出かけて話をする出前講座以外に、
町が認定する
環境アドバイザーを地域の
学習会や
小・
中学校の
総合学習に講師や指導員として派遣しており、
これまで毎年5,000人近くの住民らが
環境学習に参加している。
2003年から2010年の間に開催した
環境学習の機会は684回にのぼり、
参加した人は26,266人にもなった。
最近では、地元企業への
研修や
中学校での
環境学習に力を入れて来たという。
これらの
環境学習の機会の創出を支えているのは、
環境アドバイザーのメンバーだ。
町は
環境アドバイザーに活躍してもらう機会をできるだけ多く提供し、
環境アドバイザーは住民にできるだけわかりやすく
環境情報を伝える役割を担っている。
そのためメンバーは「伝える」練習を欠かさないという。
環境アドバイザーは、自分たちで企画・運営する「たかはたかんきょう塾」も開催している。
エコクッキングやエコ掃除、健康と
環境など身近なテーマで
誰にでも関心を持ってもらえるよう工夫をしている。
また、
エコドライブ教習会を支えているのも
環境アドバイザーが中心となった「
エコドライブ普及員」だ。
これまでに教習会を受講した人は2,000人弱にもなる。
エコドライブ教習会に3年間の実績がある高畠町の
エコドライブ普及員は、
他の
自治体からも普及員育成の依頼を受けるまでになっている。
また、これまで
中学校や
小学校での自然
学習や
グリーンコンシューマー学習も行ってきた。
例えば、2009年度には、1年生は「
グリーンコンシューマーになろう」、
2年生は「
環境CMをつくろう」「
食育・エコクッキング」、
3年生で地域住民への聞き取りをしながら「
環境レポート作成」にとりかかった。
他にも、企業の
環境連続
研修会を実施する等、
住民の力を活かした高畠町の
環境学習のスタイルはさらに幅を広げ、
活動は深まっていっている。
人口26,000人のまちで、40,000人近くの住民が
環境学習に参加しているという驚きの成果は、
町と住民が
協働のもと、誰もが参加しやすい多彩な
環境学習プログラムを創出しているからだ。
関連記事
自治体情報
関連URL