会津若松市
城下町の観光は公共交通とまちあるきで
(1)12地区の住民が景観保全の地区協定締結
(2)歴史的景観を観光資源として活かす
(3)まちなか周遊バス「ハイカラさん」の運行とレンタサイクルの接続
(4)まちあるき観光もうながす
事例本文
会津藩の城下町と、猪苗代湖などの自然豊かな会津若松市では、
歴史的
景観と自然
景観の両方を対象とする
景観行政が進められている。
また、城下町の面影を色濃く残す中心街では、
地域住民に働きかけて12地区で
景観協定が結ばれている。
こうして保全された歴史的まちなみを活用し、
公共交通と徒歩でまわる
持続可能な観光開発が進められている。
レトロな
ボンネットバスの「ハイカラさん」は2001年運行開始。
会津若松駅から、中心街、
鶴ヶ城、
東山温泉、
武家屋敷等まちなかの観光スポットを巡回する。
2005年度には同じコースの逆方向を走る
「あかべえ」(補充ステップ搭載の
コミュニティバス)も運行を開始した。
この路線には、
鶴ヶ城、御薬園、町方伝承館、飯盛山の各停留所近くに
レンタサイクルのステーションがあり、5〜20台の
自転車が用意されている。
その他にも地域住民の新たな移動手段として、「エコろん号」(廃食油由来の
バイオ燃料を使用、高齢者・障がい者をサポートする添乗員乗車)や「ピカリン号」(中心街とフルーツ観光の北会津地方を結ぶ)、「みなづる号」(市町村合併で編入された河東地区と中心街を結ぶ)、「金川町・田園町
コミュニティバス」が導入されている。
総合パンフレット「あいばせ」には中心
市街地のまち歩きマップの掲載、
歴史的
景観指定建造物の紹介、テーマ毎15のモデルコースを提案するなど、
歩いて見てまわれる誘導が行われている。
また、まちなか観光においては、
ボランティアガイドとまわることもできる。
商家のおかみさんたちによるアネッサ・クラブも、
軒先に「お宝」などを展示する「のきさきギャラリー」の開催や、
「四つ(お茶・イス・トイレ・荷物)のどうぞ」など、
まち歩き観光客のおもてなしを行なっている。
歴史的
景観と自然
景観の両方を楽しみたい人のためには、
周辺鉄道と市内の
バスで使える「会津ぐるっとカード」も用意されている。
自治体情報
自治体名 |
会津若松市(外部リンク) |
都道府県名 |
福島県 |
人口 |
126,220人 |
部署名 |
環境生活課 |
TEL |
0242-39-1221 |
FAX |
0242-39-1420 |
E-mail |
|
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