ボランティア

ボランティアとは何か?

語源・原義

原語である英語の の語の原義は志願兵であり、徴集兵を意味する とは対義の関係にある。この語は、歴史的には騎士団十字軍などの宗教的意味を持つ団体にまで遡ることができる。十字軍の際には「神の意思」() に従うひとを意味した八木雄二『神を哲学した中世』新潮選書p.71

語源は英語の の語源ともなったラテン語の で、意思や志願を意味した。

英語圏では、現在も本来の語義どおり志願兵あるいは義勇兵の意味で、この語が使われている。なお とは、自発的であるさまのことである。

特徴

ボランティア活動の原則として挙げられる要素は一般的に、自発性、無償性、利他性、先駆性の4つである。1980年代以降、無償性の原則に関して「無償」の範囲をより柔軟に考えることによって実費の弁済や一定の謝礼を受ける「有償」ボランティアが出現し、受け入れられてきているまあるい地球のボランティア・キーワード145: ボランティア学習事典 日本ボランティア社会研究所

労働力としてのボランティアの特徴

ここでは無償ボランティアについて述べる。無償ボランティアは被雇用者のように組織から強い拘束を受けず、また自発性に基づく行動である為、組織が強制してボランティアを動かすことは難しい。また無償ボランティア活動に参加する者は、通常、職場や家庭などで緊急の用件が発生した際はそちらを優先する。無償ボランティアにはこれらの特徴がある為、会社組織とは異なるマネジメント手法が必要となる。。

学校におけるボランティア

日本では高校受験などに際してボランティア活動を行ったことでその経験が調査書に記載されていると評価点を高くする学校がある。

高等学校の場合、上級学校への進学や就職における自己アピールの材料として使われるなど、卒業後の進路内定という「対価」を得るための手段とされる傾向がある。大学など高等教育の課程においても、ボランティアが就職活動でのアピールや単位取得の手段として使われることもある。

また、福祉活動を課程の中に組み込むなどして義務化している学校もある。例えば東京都では2007年度から都立の高校で「奉仕の時間」が義務化されることとなった。このケースでは全員1単位以上の履修が卒業するための要件そされているため、自発性に基づく活動ではない。

宗教団体によるボランティア

ボランティアは歴史的に宗教団体に遡ることができるが、現在の日本でも(欧米ほどではないにせよ)宗教団体によるボランティア活動は活発である。慣習的には(専従の聖職者ではない)信者による無償の奉仕活動が一般にボランティアとされる。

たとえば軍隊を模した組織を取って活動するキリスト教プロテスタント)の教派団体である救世軍は非常に活発な社会奉仕活動で知られているが、他の教派団体の牧師に相当する士官階級の者は法人の専従職員でありボランティアではないものの、一般信徒である下士官兵士の階級の者の活動は原則的に無償のボランティアである。

ボランティア休暇

企業の元年(フィランソロピー元年)と言われた1990年富士ゼロックスが「ソーシャル・サービス・リーブ」として開始した休暇制度が「ボランティア休暇」「活動休暇」などの名称で、主に大企業を中心に普及した。単発的に取得する場合を「ボランティア休暇」と呼ぶのに対し、一定期間連続して休暇を取得する場合は「ボランティア休職」と呼ぶ場合が多く、「ボランティア休暇」が有給休暇扱いであるのに対し「ボランティア休職」の場合は雇用保障だけで無給対応となる場合が多い。阪神・淡路大震災におけるボランティアの役割が広く認知されたことから、国家公務員にも「ボランティア休暇」が導入されることになり、その後、自治体の多くも「ボランティア休暇」を設けるようになってきた。しかし職員が休暇を取得することで業務進行や業績に影響するような場合、制度があっても取得しにくいという課題がある。業務の特性から、年次有給休暇ですら取得しにくい企業・自治体もあり、ボランティアは有意義な活動としながらも、ボランティア休暇はあまり取得されていない。

商標登録

「ボランティア」、「NPO」は2002年1月18日株式会社角川グループホールディングス(当時は、株式会社角川書店)が商標登録出願、2003年4月25日に登録されたが、2005年5月10日に商標登録を取消されている。

中国

中国でも近年ボランティア活動が強調されている。軍人として撫順長沙など各地で様々なボランティア活動に献身的に携わったという雷鋒を記念して「雷鋒に学ぶ日」(3月5日)が制定されており、この日におもに若者たちが公園や街路の掃除をしたり、老人ホームを慰問するなどのボランティア活動が展開される。

「ボランティア」という言葉には「志願者」が充てられている。(台湾では「志願工作者」の略である「志工」が好んで使われる。)ボランティア活動は人民の無料奉仕の義務であるという意味で「義務」という言葉が使われる場合もある(例:「義務労働」=勤労奉仕、「義務演出」=チャリティー・コンサート、「義工」=「義務工作者」=ボランティアなど)。

ウェブ上のボランティア

、、ウィキペディア、、青空文庫、といった上のボランティアも存在する。

脚注

参考文献

  • 田尾雅夫・川野祐二『ボランティア・NPOの組織論』学陽書房、2005年
  • 加藤基樹編『0泊3日の支援からの出発 早稲田大学ボランティアセンター・学生による復興支援活動』早稲田大学出版部(早稲田大学ブックレット<「震災後」に考える>)、2011年

関連項目

外部リンク

Category:英語の語句

wikipediaより

このキーワードに関連するベストプラクティス

詳細検索:条件をk選択して検索できます。

google地図から検索:Google Mapから検索できます。 google画像から検索:事例ごとの画像で検索できます。
環境首都コンテスト全国ネットワーク
辞令を動画でみる:公益財団法人ハイライフ研究所