板橋区
緑のカーテンを「まちぐるみでひろげよう♪」
(1)情報の提供と講習会、(2)応援団の存在、(3)コンテストでモチベーションアップ、(4)商店街でも取り組み、(5)イクレイの世界大会で発表
事例本文
板橋区では
緑のカーテンを、本庁舎や学校などの
公共施設から
地域や世界に広める取り組みが行われている。
2003年度に区立板橋第七
小学校の児童が
環境学習の一環として始めたのがきっかけで、
2011年度には、
小学校51校、
中学校23校、
保育園40園、
児童館21館、地域センター11か所、
エコポリスセンター、区役所本庁舎など合計169の
公共施設で取り組まれている。
また
緑のカーテンを地域へ広げる取り組みとしては次のようなことが行われている。
(1)情報の提供と講習会
・ホームページ:
緑のカーテンの効果や育て方をエコポリスセンターの
ホームページで公開している。
・登録制度:区内で
緑のカーテンに取り組む区民・団体・事業者に登録してもらい、
育成に関するお役立ち情報やイベント案内を年3回程度送付し、
取り組み意欲の持続を図っている(登録者は2012年1月現在、個人302人、団体20組)。
・講習会:
緑のカーテン育成のための講習会を毎年4から6月にかけて、
エコポリスセンターや希望のある地域で実施。
2011年度は11地域を含む計12回が開催され、のべ516人が参加している。
夏には収穫した
ゴーヤを料理するための講習会も開かれた。
・見学ツアー:区内の
公共施設・
小学校・事業者・
商店街での
取り組みを見学するツアーも区民を対象に開かれた。
(2)コンテストの実施
区民のモチベーションを高めるために「
緑のカーテン・コンテスト」が実施されている。
これにより、育成に関する情報の集積・共有も図っている。
コンテストでは写真による
緑のカーテンの完成度を審査するほか、
取り組みを通じての
環境・温暖化への意識の高まり、ご近所・地域への広がり(波及効果)、
緑のカーテンの設置・育成・撤去で工夫した点、
緑のカーテンとその取り組みに対する熱意が、
審査委員により評価され、部門ごとに表彰されている(審査員特別賞もある)。
(3)協力団体の存在
・板橋区
地球温暖化防止活動推進協
議会、エコポリス板橋
環境行動会議が講習会やコンテストの審査などに協力している。
・区内にある
NPO緑のカーテン応援団もホームページなどで情報提供している。
(4)地域での取り組み
はすねロータス商店会では2006年度から23店舗が続けているなど、区内6商店会で実施されている。
2地区の
環境行動委員会でも、各100箇所以上で実施されている(2008年度)。
(5)
緑のカーテンを通じた交流
「全国
緑のカーテンフォーラム」を2009年4月に
NPO緑のカーテン応援団と
協働で開催している。
同年6月には、カナダ・エドモンド市での「ICLEI世界大会2009」において、
板橋区での取り組みを発表している。
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